ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

“キョウイクとキョウヨウ“ どう身につける?

2019-12-13 07:09:23 | 世相
 聞き上手になる稽古台に打って付けの人、と考えていた同年配の K 氏。今回は、彼が退職後どう “キョウイクとキョウヨウ“(今日、用があって行くところがある)を身に付けつつあるのか、その実践例をご紹介します。

 彼は65歳まで会社に勤めていたそうですが、私より1学年下らしく、知り合った当時は退職してまだ1年目だったようです。

 完全退職した亭主族のご多分に漏れず、彼も奥方から鬱陶しがられて家にいられなくなり途方に暮れるハメに。市役所の食堂で昼食を摂り始めたのも、奥方が昼食を準備してくれなかったからとか。そんな折に私は彼と知り合いになったわけです。

 彼は已む無く、シルバー・カレッジを受講するやら、クラッシック音楽をレコード鑑賞するサークルに顔を出すやらして、自分の居場所を探し求めていたようです。老人会主催の麻雀サークルで週1回、熟女たちの師範代をやっているとも話していました。

 彼は250 ccのバイクを持っています。このバイクを活用しない手はないと考えたのでしょう。去年の夏は、バイクで北海道一周旅行をしていました。砂利道で滑って転倒したこともあったそうですが、そんなことぐらいでメゲる彼ではありません。

 今年はと言うと、5月に日光方面、6月には四国、7月には沖縄・南九州をそれぞれツーリングしています。野宿はしない主義で、会員になっているホテルを泊まり歩いたと言うのですが、あくまでもツーリングは夏場限定です。夏場以外はどうするのか興味津々でした。

 去年の秋・冬場は、音楽大の学内コンサートや警察音楽隊(?)のコンサートに行って、無料の生演奏を楽しんでいると話していました。最近、市役所の食堂に噸と顔を見せなくなったのですが、ツーリングから一転してコンサート会場巡りに一層励んでいると人伝に聞きました。

 どうやら各コンサート会場には同好の士が集まって来るらしく、開場を待っている間に口コミで無料コンサート情報が次々入って来るらしいのです。俄然、彼は日々忙しくしているようです。

 この K 氏、お偉いさんをしていた父親の会社に就職したものの、その父親に何かと反抗していたと言います。父親が是非にと勧めた東京への転勤も反故にしたので、以来、昇進できずに専ら顧客からのクレームやトラブル処理を担当させられてきたそうです。

 そんな職場に鍛えられたのか、彼は正確な知識や情報を最大の武器に、人を理詰めで説得するのに長けています。この特技、風呂に浸かりながら何度もシミュレーションを繰り返したお陰だとか。

 父親が亡くなったときは勘当状態となっていて、遺産相続も全くナシに。遺留分の確保にと、実の妹相手に7年に渡る裁判をしたという強者です。

「こんな悪い人相になったのは、あんな裁判をして以来ですよ。」奥方からも、そう言われているそうです。

 かくも一筋縄ではいかない強者ですから、トラブル処理はお手の物。コンサート会場でも観客同士のトラブルがあるそうですが、そんなトラブルを鎮めるのも半ば楽しんでいるようなのです。

 以上、彼の “キョウイクとキョウヨウ“ は、彼なりの方法で着々と板に付きつつあるようです。先ずはメデタシ、メデタシ。



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