ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

踏み台や椅子の上での立ち仕事にご用心!

2019-12-24 06:19:05 | 雑感
 高齢者が、家の中で踏み台から転げ落ちて怪我をしたという話をよく聞きます。同じ高齢者として、「そんなバカな!」というのが正直なところでした。

 老化によっていくら平衡感覚が衰えたとしても、そう高くもない踏み台ごときで怪我をするなんて信じられなかったのです。ところがつい最近、これが現実に起こり得ることと実感させられました。

 先日、玄関天井の照明が突然点かなくなったので急遽、電球を交換しようと椅子を踏み台に作業していたときのことです。もちろん、椅子の上に立っての作業でした。

 電球には飾りカバーがネジ1個で取り付けられていて、そのカバーを外すにはネジを巻き戻す必要がありました。ところがこのネジ、固く締まって指の力だけではちっとも回りませんでした。

 指だけでは無理とわかり、ペンチを使って何とかしようとしたのですが、そのペンチを動かせる隙間もない有様。これじゃ業者に頼むしかないと一旦は諦めかけました。

 ところがそのときフッとある考えが閃きました。
「(このカバーは素人でも着脱できる仕様のはずで、きっと何かコツがあるに違いない。片手でカバーを押し上げながら、もう一方の手でネジを回してみたらいいのでは?)」。

 案の定、そのようにしたら難なくネジが動き出しました。その後は一直線、見事にカバーを取り外すことができました。

 椅子の上に立ったぐらいでなぜバランスを崩したのかという話なのに、ちょっと脇道に逸れてしまいました。

 実はネジと格闘していたとき、バランスの取り方がわからなくなってフラッとしたことがあったのです。背中を支えるものが何もなかったので、危うく後ろに転げ落ちるところでした。咄嗟に横の壁に手を着いて、何とか堪えることができました。

 当たり前のことながら、老化による平衡感覚の劣化がベースにあったことは確かです。若い頃に比べ、私も片足だけでは長く立っていることができなくなっています。これは事実として受け入れなければなりません。

 が、それ以前の問題として、立ち仕事で両手を上に挙げていたこと、これに加えて不安定で狭い足場の悪さ、この2つにそもそもの原因があったと思われました。

 手を上に挙げてやる立ち仕事は、背中が幾分反って重心がその分後ろに移ります。それが高い台の上での作業となると、その分重心が高くなり、身体のブレもそれだけ大きく感じるようなのです。

 加えて、柔らかい椅子のクッションというのは足場として最悪です。不安定で狭いことから重心の変化に対処しにくいのです。何か支えるものがない限り、下手に足を動かそうものなら若い人でも転げ落ちるのがオチです。

 これらの危険性は基本的に、普通の踏み台でも同じだと思います。ですから、高齢者が踏み台とか椅子に立って作業するのは、出来るだけ避けるべきなのです。身を以て実感しました。

 とは言っても忙しい年末などは、やむを得ずそんな作業をしなければならない場合もあるでしょう。そんな場合は是非、壁やドアなどしっかり背中を支えてくれるものを背に作業することをお勧めします。

 なに、踏み台ぐらいと舐めてかかり、その挙げ句に転げ落ちて、大腿骨など骨折でもしようものなら寝たきりになりかねません、ご用心!



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