表題の “ヤバい” は、従来通り “危ない・危うい” という意味。今どきの若い人たちが “かっこいい” と同義で使うことのある “ヤバい” ではありません。
電子マネーで精算するセルフレジでは、今までも2~3度プリペイド仕様のポイントカードを置き忘れたことがありました。原因は私の老人ボケ、つまり “もの忘れ” ですが、それでも幸いなことに、今まで実害を被ったことはありません。
ポイントカードを置き忘れた場合はその都度、カードがそのままの状態で残されていたので、他人に使われるようことにはならなかったからです。これも幸いなことですが、お金をチャージした後のお釣りの取り忘れもありませんでした。
そんな私ですが、お金をチャージした後でのお釣りの取り忘れを遂にやらかしてしまいました。
取り忘れなどあるはずのない現ナマを取り忘れるなんて、私の老人ボケも愈々末期症状を来たしたかと、そのときはさすがに落ち込みました。
が、事情がわかってきたら、どうもそうだけではなさそうなのです。その事情というのは、セルフレジ機の構造と仕組みです。
セルフレジ機での精算では、最小単位の1000円を高額紙幣でチャージした場合、お釣りは精算が完了した直後まで出て来ません。レシートの発行と “同時に”、お釣りは “別の出口から” 出て来るのです。
この “同時に” と “別の出口から” は機械を設計した人には当たり前のことでしょうが、どうやらこれらが曲者のようなのです。
レシートはセルフレジ機の上の方から出、釣りのお札は同じ機械の下の方から出て来ます。当然、上から出て来るレシートの方が目に付きやすく、逆にその分、お釣りの方は見落されがちです。
困ったことに近頃の私は、複数の事柄が “同時に” 起こった場合、対応できるのはその中の一つだけ。全部に一々対応などまったくできなくなっています。
つまり、たとえレシートだけでも受取れたならもうこれで十分と、満足してしまう困った半ボケ爺さんなのです。
実はその後も、前回とまったく同じように、危うく釣りのお札を取り忘れそうになったことがありました。前回のヒヤリ・ハットを咄嗟に思い出したことで、どうにか難を逃れることができました。
私のしでかしたこの手の “もの忘れ” は、間違いなくセルフレジ機の構造も影響しているものとおわかり頂けたと思います。
なので、半ボケ老人の行動パターンに警鐘を鳴らして徒労に終わるよりは、機械に時間差や警告を仕組んで改良を進めた方が無難なようですが、・・・。皆さん、どう思いますか?
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