歯の浮くようなお世辞でも、褒められたらやはり嬉しいものです。
先日、Face Bookで面白い記事を見つけました。何でも、心のあり様が身体のある部位に象徴的に現われることを処世訓に仕上げたもののようで、表題は “身体の10訓”(?)とか言っていました。
そのいくつかを上げてみると、たとえば、
○ 性格は “顔” に出る ○ 生活は “体型” に出る
○ 感情は “声” に出る ○ ストレスは “肌” に出る
○ 落ち着きのなさは “足” に出る
などです。結構、しっかり的を射た訓言ではないでしょうか。
それらの中に、身体の部位ではない “服” という言葉を用いて、こういう訓言もありました。
○ センスは “服” に出る
センスは身に着けている物すべてに及ぶハズですが、特にそれが凝縮して現われるのが “服” だと言うのです。もちろん、着ている人本人のセンスの良さを指しているのでしょう。
まさしく図星だと思うのですが、個人的には少し幅を持たせた意味合いにしたいと考えます。と言うのも実は、私にはこういう経験があるからです。
私の大のお気に入り、1着のテーラードジャケット(以下、ジャケット)のことです。30年ほど前、相方に買ってもらった古いジャケットで、黒に近いダークブラウンのベルベット生地で出来ています。
このジャケット、たまに着て出かけるときがあるのですが、初対面の女性に限ってどういうわけか私のセンスを褒めてくれるのです。
「オシャレですねぇ! 帽子もお似合いですよ、とってもステキ!」と、
そのときに被っていた中折れ帽までベタ褒め状態に・・・。
褒められて悪い気はしませんから、ついついその気になる私なのですが。
ところが、自分自身で選んだ他のジャケットを着たときはこうはならないのが普通。それが生憎なところでもあり、とても不思議でもありました。
こんな経験があったからこそ私はこう思うのです。“服” そのものとそれを着る人とを並べ、両者の相性の良さを見立てた人こそセンスのいい人ではないか、と。
そうなるとその結論は・・・これは言わぬが花でしょう、ネ?
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