今日一月17日は、私自身も被災した阪神淡路大震災のあった日です。
あれから29年が経ちました。
そして今、あのときと同じ地震災害が能登半島で進行中です。
1階がペシャンコに潰れた木造家屋や横倒しになったビル、亀裂が走って
段差・陥没のできた道路、土砂崩れ、通電(?)火災、・・・。
自然の猛威に対して人は無力です。あのときと同様、交通網が寸断し、ライフ
ラインも断たれています。
残念なことに、避難所のお粗末さも相変わらずで何ら改善されていない
ようです。
命からがら避難してきても、いまだに体育館の冷たい床の上で雑魚寝状態。
それに加えて水の出ないトイレというのでは不潔で排泄もままなりません。
こんな状態では、体調を崩して死亡する人(災害関連死)が続出するのでは?
そういえば確か、段ボール製の簡易ベッド(段ボールベッド)ができたと
聞いていますが、一体その整備・普及はどこまで進んでいるのでしょうか?
トイレについても、仮説トイレの搬入・設置に一定の時間がかかるようなら、
携帯トイレを備蓄しておくとか、避難所のトイレの床下(地下)に排泄物貯留槽を
設けて簡易便器をその上に据えさえすれば立派なトイレとなるとか、応急対策と
して講じておくことはあるはずです。
ちなみに、私の住んでる市では災害時に備え、公園のトイレの床下に排泄物
貯留槽を設備する政策を進めています。このようにして、被災時の教訓を生かす
ことこそ各自治体の務めではないでしょうか。
被災経験を生かすべく不肖ながら私めも、携帯トイレを自宅に少々備蓄して
います。
繰り返しますが、仮設住宅が建つまでのしばらくの間、人々は避難所生活を
余儀なくされます。
大地震が多発する我が国の避難所には、健康的な睡眠と排泄ができるよう
それなりの設備を整えることが早急に必要なのです。
それらがちゃんと設備されてこそ、一致団結して復興へ邁進する勢いが付く
というものでしょう。
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