ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

“病感” がある?

2019-08-09 05:57:14 | 病状
 二ヵ月ぶりに元町のアルコール専門クリニックに行ってきました。前回は、S 先生が自らボケ宣言をしたのでビックリさせられました。当然私の関心は、専ら S 先生のその後にありました。

 いつものようにしばらく待たされた後で診察室に呼ばれました。S 先生、前回の診察時とは打って変わって顔の表情が生き生きしていました。

 問診では、ゴミ拾いをまだ続けているかとか、ビタミンB1配合剤は他所で出してもらっているかとか、経過確認すべきポイントをしっかり聞いてきました。

 問診ついでにこんなことも教えてくれました。
「夏バテ対策には、ビタミンB1配合剤とビタミンCが一番。私も、この二つは欠かさないようにしているんです。」以前のS 先生そのものでした。

 診察室を出ると、私担当の相談員 N さんが丁度通りかかりました。早速、N さんを呼び止めて情報交換となりました。
「S 先生、今日はシッカリしていましたよ。前回はビックリさせられたけど、病識があるから大丈夫、まだ認知症まではいっていないと思っていましたが、・・・。」
「病識があるか、ないかは微妙だけど、“病感” はあるみたいですよ。」
「“ビョウカン”? 何ですかソレ?」
「自分は病気かもしれないという感覚のことよ。病識の一歩手前と言ったらいいかな。」

 S 先生本人には、スタッフ皆で物忘れがヒドイと伝えてある。だから、病気かもしれないという感覚は本人にもあるらしい。ただし、本人に病識があるのかないのか、本当のところはわからない。N さんの言った “病感” とはこんなところでしょうか。

 統合失調症や認知症の診断には、病識のないことが決め手になるそうです。病識の有無は、精神科領域ではそれだけ大事な所見なのです。

「(“病感” はあるとして、それが何にそれでどうなるの?)」咄嗟に、こう聞き返せないのが私の迂闊さ、切り返しの鈍さはいつものことです。結局、そのときの話はうやむやのまま終わりました。

 ところで、認知症の進行には好不調の波があると聞きます。今回が好調だったからと言って次回もそうとは限りません。

 とても他人事とは思えない S 先生のボケ問題、まだまだ目が離せないようです。で、私の定期通院もまだまだこのまま続けようと思っているところです。



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