私にとって、このブログは闘病記録のようなものです。回復プロセスを含めた病状の記録と脳のリハビリを目的としています。自分の書いたものはその時々の自分の心を映す鏡です。記事の内容もさることながら、書いた文章の不具合がその時々の病状を表していると考えています。この悪文見本市シリーズもその一環として掲載しています。
アルコールの急性離脱後症候群(Post Acute Withdrawal Syndrome:PAWS)は、断酒を始めて3~6ヵ月で自覚するようになると言われています。その症状の一つ “思考プロセス障害” では、脳の働きにムラがある、頑なで諄(くど)い思考、因果関係を理解できないなどが知られています。
私の経験から言えば、次の3点に言い換えできるでしょうか。
● 脳が混乱して疲れやすく、よくストライキを起こすこと
● まとまった文章を書こうとすると、なかなか考えがまとまらないこと
● 使うべき助詞、所謂 “てにをは” の適切な使い方に迷うこと
さらにより具体的に挙げれば、“遠回りする思考”、“助詞の使い方の混乱”、“修飾語の語順の誤り”、“時制の混乱” などとなり、大概が “慣用的な言葉の使い方(言い回し)の失念” ということに要約できます。
一見して老化現象の “度忘れ” と似通っているので、潔く歳のせいと受け容れればよいのかもしれません。が、私自身は老化のせいだけではないと感じています。性懲りもなく今回も、集中力に欠けた脳がストライキを起す寸前に書いた悪文事例をご紹介します。
なお、現在掲載中のものはいずれも手直しした後の改訂版です。
**********************************************************************************
【事例46】
「・・・どうです、かっこいいと思いませんか?
その参考にと性懲りもなくここで余計なお節介を一つ。
他人の汚物というものは先入観を誘う塊みたいなものです。事実をありのままに見る鍛錬には、他人の残した汚物を始末するのが一番です。汚物の始末に慣れてくると、先入観で一杯のモノの見方までも同時にキレイさっぱり始末してくれるようです。・・・」
↓
「・・・どうです、かっこいいと思いませんか?
肝腎なことを言い忘れていました。どうやったら独自の座標軸を持てるかですが、感情に走る自分を離れ、自分自身をも客体化して眺められるようになることです。
その参考にと性懲りもなくここで余計なお節介を一つ。
事実をありのままに見る鍛錬には、他人の残した汚物を始末してやるのが一番です。他人の汚物は、不潔とか、だらしないとかいった先入観の塊です。そんな汚物に直に接して慣れてくると、先入観で一杯となったモノの見方までも同時にキレイさっぱり始末してくれるようです。・・・」
「自分独自の座標軸を持っていますか?」(2017.1.6投稿)より
これは “脳の働きにムラがある” という事例に当たるでしょうか。
この記事のテーマは、どのようにして “他者との間合いを保つ” = “自分独自の座標軸を持つ” か、です。ここでいう座標軸とは、物差しと同じ意味で使っています。
座標軸を身に付つけるのに肝腎なのは、どんな心構えでやったらいいのかですが、その記述をコロッと忘れていました。投稿して大分経ってから、やっとミスに気づき下線部を追記しました。
文章としては目論見通りの長さになっていましたし、これまでの文脈からそれとなく臭わせてもいたので、そんな思い込みからつい気が緩んで忘れてしまったのだと思います。
集中しているつもりでも、記事の後半部分になるとどうしても注意力が薄れてしまいます。私は脳が疲れたサインと考えていますが、“脳の働きにムラがある” というのはこんなことかもしれません。
これに続く下段部分についても少し論理を整理してみました。特に訂正前の下線部は、抽象的で「何ノコッチャ?」となりかねません。具体的に説明を加えてみましたが、いかがでしょうか?
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【急性離脱後症候群(PAWS)】
症状は、断酒開始後3~6ヵ月目で最も強くなり、6ヵ月~2年で回復する。
○ 思考プロセス障害(脳の働きにムラがある、頑なで諄(くど)い思考、
因果関係を理解できない)
○ 情動障害(情動の揺れ)
○ 記憶障害(短期記憶の障害)
○ 睡眠障害
○ 身体的協働性に問題
○ ストレス感受性に変化(おそらく認知障害“認知のゆがみ”の意味:筆者追記)
(アルコール依存症専門クリニック教育資料より)
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アルコールの急性離脱後症候群(Post Acute Withdrawal Syndrome:PAWS)は、断酒を始めて3~6ヵ月で自覚するようになると言われています。その症状の一つ “思考プロセス障害” では、脳の働きにムラがある、頑なで諄(くど)い思考、因果関係を理解できないなどが知られています。
私の経験から言えば、次の3点に言い換えできるでしょうか。
● 脳が混乱して疲れやすく、よくストライキを起こすこと
● まとまった文章を書こうとすると、なかなか考えがまとまらないこと
● 使うべき助詞、所謂 “てにをは” の適切な使い方に迷うこと
さらにより具体的に挙げれば、“遠回りする思考”、“助詞の使い方の混乱”、“修飾語の語順の誤り”、“時制の混乱” などとなり、大概が “慣用的な言葉の使い方(言い回し)の失念” ということに要約できます。
一見して老化現象の “度忘れ” と似通っているので、潔く歳のせいと受け容れればよいのかもしれません。が、私自身は老化のせいだけではないと感じています。性懲りもなく今回も、集中力に欠けた脳がストライキを起す寸前に書いた悪文事例をご紹介します。
なお、現在掲載中のものはいずれも手直しした後の改訂版です。
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【事例46】
「・・・どうです、かっこいいと思いませんか?
その参考にと性懲りもなくここで余計なお節介を一つ。
他人の汚物というものは先入観を誘う塊みたいなものです。事実をありのままに見る鍛錬には、他人の残した汚物を始末するのが一番です。汚物の始末に慣れてくると、先入観で一杯のモノの見方までも同時にキレイさっぱり始末してくれるようです。・・・」
↓
「・・・どうです、かっこいいと思いませんか?
肝腎なことを言い忘れていました。どうやったら独自の座標軸を持てるかですが、感情に走る自分を離れ、自分自身をも客体化して眺められるようになることです。
その参考にと性懲りもなくここで余計なお節介を一つ。
事実をありのままに見る鍛錬には、他人の残した汚物を始末してやるのが一番です。他人の汚物は、不潔とか、だらしないとかいった先入観の塊です。そんな汚物に直に接して慣れてくると、先入観で一杯となったモノの見方までも同時にキレイさっぱり始末してくれるようです。・・・」
「自分独自の座標軸を持っていますか?」(2017.1.6投稿)より
これは “脳の働きにムラがある” という事例に当たるでしょうか。
この記事のテーマは、どのようにして “他者との間合いを保つ” = “自分独自の座標軸を持つ” か、です。ここでいう座標軸とは、物差しと同じ意味で使っています。
座標軸を身に付つけるのに肝腎なのは、どんな心構えでやったらいいのかですが、その記述をコロッと忘れていました。投稿して大分経ってから、やっとミスに気づき下線部を追記しました。
文章としては目論見通りの長さになっていましたし、これまでの文脈からそれとなく臭わせてもいたので、そんな思い込みからつい気が緩んで忘れてしまったのだと思います。
集中しているつもりでも、記事の後半部分になるとどうしても注意力が薄れてしまいます。私は脳が疲れたサインと考えていますが、“脳の働きにムラがある” というのはこんなことかもしれません。
これに続く下段部分についても少し論理を整理してみました。特に訂正前の下線部は、抽象的で「何ノコッチャ?」となりかねません。具体的に説明を加えてみましたが、いかがでしょうか?
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【急性離脱後症候群(PAWS)】
症状は、断酒開始後3~6ヵ月目で最も強くなり、6ヵ月~2年で回復する。
○ 思考プロセス障害(脳の働きにムラがある、頑なで諄(くど)い思考、
因果関係を理解できない)
○ 情動障害(情動の揺れ)
○ 記憶障害(短期記憶の障害)
○ 睡眠障害
○ 身体的協働性に問題
○ ストレス感受性に変化(おそらく認知障害“認知のゆがみ”の意味:筆者追記)
(アルコール依存症専門クリニック教育資料より)
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HNを変えたんですね?
座標軸・・・
人の好みや考え方は各々が様々で、
様々な物差しがなければ自分との距離が測れません。
3次元なら無限の物差しを想定できるので、
そんなイメージから座標軸としたまでです。
そうすれば自分と他者、両方の立ち位置が
特定できると思っただけなんですが・・・。
座標軸、この言葉は格好いいですね。
心構えによって座標軸が揺らぐのでしょうね。
肝要なことをズバリ的を得て表現できることに粋を感じました。