なかなか人と共有できない “人生の機微”。自分の子どもにもうまく伝えられ
ない性生活の知恵(?)なども、“人生の機微” の類なのでしょう。
歯の嚙み合わせが悪いことから生じる修復不能な不具合も、経験した者でしか
わからない “人生の機微” に当たるのではないでしょうか?
なに、丁度2年前にあった私事で、右下奥歯がガタガタになって物を噛めなく
なってしまったという話です。その経緯(いきさつ)はこんなふうでした。
ほぼ35年もの間、差し歯3本で抜歯後跡の2本分をブリッジでうまく凌いで
きた上の前歯5本。
抗がん剤治療後の味覚異常を紛らわすため、味の濃いスルメや煎餅など、
硬い食物を齧ったのが仇となり、うち1本が歯根破折であえなく即死。
以前と同じように、差し歯のままで維持するのは無理との診断で、部分入れ歯に
変えることに。これが事の発端でした。
仮入れ歯で1週間ほど過ごしていた間は、噛み合わせが多少変わったぐらいの
軽い気持ちでいたのですが、ものを噛むのには以前と同じように、専ら右側の
奥歯だけを使っていました。
そんな状態が3、4日続いたでしょうか。次第々々に食べ物を噛むたび、
右下奥歯の根っこ部分が鈍く痛むように。歯茎自体は腫れていないのに、です。
ためしに指で歯を動かしてみたのですが何と、隣同士の奥歯3本がグラグラ動い
たのです。
さぁ大変! このことを、予約していた再診日に訴えたら即、噛み合わせを矯正
してもらえたのですが事すでに遅し。痛みは消えても歯のグラグラが元通りに動かなくなることはありませんでした。
このように、歯がグラグラする原因としては歯周病が有名ですが、直接の原因は
噛み合わせの悪さという場合も多いのでは?
物を噛んだときの鈍痛がその危険信号だと身をもって知った次第。
二度と生え代わることのない永久歯。噛み合わせの悪さにもっと早く気づいてさえいたら、・・・。わが人生で、悔やんでも悔やみきれない痛恨の極みの一つです。
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