ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

気になるTV CM

2022-11-23 09:10:30 | 雑感

 今回はTV CMについてです。いつもはボーッと見ているだけで気にも留めないTV CMですが、最近、某生命保険の認知症CMが気になって仕方ありません。

 先ず、私が興味を引かれたのは、視聴者の多くが高齢者で、彼らの関心事が認知症への不安であることをシッカリ掴んでいることです。

 因みに、TVの画面で次のような問いかけがあったら、あなたはどんなふうに反応しますか?

 ― 次の項目で、自分に当てはまるものがあったらチェックを入れて下さい。

  □ 大切なものを忘れたり、置き忘れる
  □ 同じことを何度も尋ねる
  □ 適切な言葉がとっさに出てこない
  □ 物や親しい人の名前を思い出せない

 これらはその生命保険のTV CM中にあった文言で、認知症の初期症状の有無についての問いかけです。私と同年配の方なら、どの項目もピッタシカンカン大当たり(!)とチェックを入れるのでは?


 次に、私が興味を引かれたのは、保険の掛け金の手頃さと給付金の高さです。

 たとえ掛け捨ての生命保険とはいっても、60歳女性で保険期間10年の掛け金が 月々2713円とほどほどで、認知症診断時の一時給付金が100万円、他に入院・手術・骨折時給付金もアリとは、何と気前のいいこと?! 

 聞くところによると厚労省の推計では、2025年には65歳以上の高齢者のうち、認知症を発症するのは5人に1人(軽度認知障害[MCI]を含めると3人に1人)とか。

 いくら保険とは言っても商売は商売。こんなに大勢の人々が発症したら保険金給付は莫大な額になるでしょうに。

「世の中、こんなうまい話があるわけない!
 慈善事業でもあるまいし、よっぽど多くの加入者がいなければ、
 こんな安い掛け金でどうして商売になるの?」
と、遂々要らぬ心配をしてしまいます。

 まぁ、保険に加入するのは高齢の人がほとんどで、認知症を発症したら “ここはどこ? わたしはだれ?” 状態になるはず。

 しかも、本人に病識はないのが認知症で、そうなったらきっと、保険に加入していたことすら忘れているでしょう。保険会社は、そんな認知症の病態を見越しての掛け金の安さでしょうか?

 いずれにしてもこのTV CM、不安を煽って生命保険に加入させようとする商魂の逞しさはアッパレです。とは言ってもやはり、CM 中の上記4項目が気になって仕方のない私です。

 

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