生命哲学/生物哲学/生活哲学ブログ

《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

平面、立体、張りつけていく、削っていく

2010年03月13日 09時14分30秒 | 美術/絵画
2010年3月13日(日)

 札幌近辺の芸術系大学の学生が卒業制作応援のために作った、ソツテン制作委員会『ソツテン2010』の裏表紙は語録が掲載されていて、オブジェとは、
  「作り方に決まりのない立体作品のこと。木材や石
   など大きな固まり〔ママ〕を削って作ったものを「彫刻
   (ちょうこく)」、粘土などをくっつけ形を作り出
   すものを「彫塑(ちょうそ)」と言う。」
とある。 
 では、作り方に決まりのある立体作品はなんと呼ぶのか? 決まりのあるほうを、彫刻や彫塑と呼んでいたのでは? 
 さて、中ザワ(2008)は、このあたりについて二元分類を提案している。イデアと絡めるとどうなるか?

[N]
中ザワヒデキ.2008.12.芸術の方法と方法の芸術.篠原資明ほか『芸術/創造性の哲学』: 155-178.岩波書店.[ISBN 9784000112673 / 3,200円+税].