生命哲学/生物哲学/生活哲学ブログ

《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

探究する絵画

2010年03月16日 11時51分16秒 | 美術/絵画
探究する絵画

 思考する、ないしは探究する絵画。絵画的に探究して、(作画上で)認識性または精神性(これって、何?)をもたらすこと(その絵画を前にして五感ないし七感を働かせればさせれば、感覚する主体内部状態を、できればより長く持続的にあるいは間欠的にでも変更するように作用または契機となるようにすること)。

 絵具を物として提示すること。

 一回性的行為(の跡だと解釈することによる、あるいはよらない?)による緊張感。しかし、軽井沢のセゾン現代美術館にある李禹煥作品が、色褪せたのか、美しくないこと。むしろ、札幌の道立近代美術館に展示されていた「点より」のリトグラフは、よかったこと。
 →一原有徳のモノタイプなどの作品。印刷的平面であるのに、画肌感があること。物の見えとの関係はいかに? われわれが習得する金属物体の素材感との関係。

 ロスコ絵画鑑賞における社会的規範の構築。観味(エネルギーパターンまたはエネルギー変換物の消化吸収)環境の指図。日本で、『モダンアート』的絵画展において、展示壁を白に変更したこと。さらに、額縁をなくす(つけない)こと。

 色の問題。白黒と彩色。東洋的作画の『伝統』(規約)と人間社会的感受性。