RunRunTako

takoのラン日記

悩む

2013年05月09日 15時16分27秒 | ランニング

きのう、Wを走りたい気持ちがあることの記事を書きましたが、
自分に完走できる力がないことはわかっているんです。
だけど、背中を押してもらいたくて、あの記事を書いた・・・
のかなぁ? それとも、制御してもらいたかったのかなぁ?

とにかく、だれも止めてくれないのね( ´・ω・`)

すてきですね、やっぱ、ランナーは。
人の挑戦にかならずエールを送ってくれるんですね。

決めるのは自分だ。

ん。

自分で決めます。
しばらく考えます。
わたしは故障者ですから、
273キロは、173キロみたいに
だましだましはきかないだろうから、
故障したままじゃだめでしょうから、
まず、故障が治せるのか、
そして、力をつけられるのか、
よく考えて決めていきたいと思います。

それにしても、不思議です。
173キロを走ってる間も、ゴールしてからも
ずっと走る気はなかったのに。
きのう、ぎんさんから事務的なことで電話があって、
その中で『W走るんやろ?」と言われて
「まさか!」と応えたのに、
電話を切ったあとから、なぜかムラムラと
走れたらいいな〜と・・・・
気の迷いというよりも確信的に「走りたい」との思いが
生まれてきました。
173キロのあとにあの島原の100キロを走れるとは
とうていイメージすらできないのに。
たとえ眉山までのぼれても、そのくだりで
確実に疲労骨折するな、と思うのに。

でも・・・・
こうして悩むのも、なんだか楽しいことだなと
思っています。
じっくり悩んでみます。

とりあえず、はやく足の腫れが引いて
まともに歩けるようにならんと。
そんで、ハローワークに行かんと!


W

2013年05月08日 20時33分14秒 | ランニング

夢のような時間をすごしてから
3日がたとうとしています。
やっと、今夜、ビールがビールの味に感じられるようになりました。
走った当日の宴会では、しっかりおいしい祝杯のビールを味わったんですが
翌日から口の中が、まるで高熱が出てるときのように
腫れてしまって味もよくわからなくなってました。
そして、ビール好きのわたしが、
あろうことか、ビールがまずく感じたんです。
ショックでした〜。
でも、治ってよかった。ほっ。
まだ、口の中のむくみは残ってますが。

今回の173キロは、いままでのウルトラに比べて
かなりひどい後遺症が出ています。
足首から下の痛みは、痛み止めを飲みたくなるほどひどかったし、
まだ腫れは引いてません。
口の中がへんになった経験ははじめてです。
きょうは、なんだか急に手足が細って来てます。
あれ、わたし、こんなに手首細かったっけ?と思うくらい。
だもんで、がんばって食べてます。

どっかのだれかさんは、6日に献血に行ってちゃんと採血できたらしいです。
173キロ走ることくらい、どうってことないってこと?

それに比べて、わたしのからだはもう、
てんやわんやです。

でも・・・・・・

わたし、W部門の第二優先権を得たんですよね・・・

あ、
な、なに考えてるんだ、たこは!!

あの173キロのあと、
あの島原の100キロを走るんだぞ、W部門は。

ほえ〜〜〜〜、
わたし、なに考えてるんだ!!
やばいですよ、これは、ね。ちょっとね。ね。

ああ、でも、どんなにすばらいいだろう・・・・Wを走れたら。。。

こ、これは・・・・
いやいや、わたしは・・・・・

だれか、とめてくれーーーー!!!!
変態にはなりたくない!!

ど、ど、ど、どうする、わたし?!?!?!

あ、あたまを冷やさなきゃ!!!


橘湾岸スーパーマラニック173キロ完走記その4

2013年05月07日 18時42分04秒 | 大会記

日見を出てからは、またいつか痛み止めが切れて
痛みが出てくるはずだからと、
次のロキソニン投入のタイミングを考えていました。
ほんとは6時間あけないといけないらしいですが、
最短4時間ととある医療従事者に聞いていたので、
じゃあ最短より1時間長く我慢して5時間後に飲むことにしました。

結の浜を過ぎて、飯盛峠の急坂をのぼって
飯盛峠エイド到着。
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この先のきついのぼりでとっきゅうさんが
軽快に追い抜いて行きました。
かっこいい!
わたしはすっかり痛みがぶり返していて
ひょこひょこ歩いていました。

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ぼちぼちの行進でようやく157.1キロ地点の
唐比エイド到着。12:24。
そうめんと角煮飯のおにぎりをいただきました。

このあとは、今度はいやになるほどの平坦路です。
130505_135111
163.7キロ地点千々石エイド。
13:51。
30時間51分です。
ここは32時間40分の関門があります。
余裕で無事通過できました。
冷たくておいしいぜんざいをいただいて、
最後の約10キロに向かいます。

雲仙軽便鉄道跡の道を進み、
富津に出ます。
富津小学校まえの無人設定のエイドでも
ボラの方が待機してくださってました。
あと5キロ!

残り4キロのところで縞猫さんがやってきました。
萩250キロを走ったあとに80キロを元気に走ってるんですから
・・・・変態ですね。
元気づけてくれて軽快に走って行きました。

そして、残り3キロちょっとのところで
ひびきちゃんが追いついてきました。
千々石で15分差だったのをがんばって追いかけて来たらしいです。
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ゴールゲートのすぐ横でランボーさんが
おめでとう!と言ってくれました。
ランボーさんにたのんで写真をとってもらいました。
15:39。
32時間39分。
173.3キロの旅が終わりました。

ひびきちゃんは、わたしのゴールに立ち会いたいがために
必死にわたしを追いかけてくれたのだそうです。
ゴールでひびきちゃんをみつけてハグしました。
じーんとしました。
スタッフをはじめ、doiさんやいろんな人たちから
たくさんのいろんなエールをもらって
わたしはゴールにたどりつけました。
みなさん、ほんとうにありがとうございました。


橘湾岸スーパーマラニック173キロ完走記その3

2013年05月07日 17時35分08秒 | 大会記

日付が変わり、川原を出てからは、
睡魔との戦いになりました。
路面に映るヘッドライトをぼ〜っと見ながら進んでると
だんだん意識が薄れて行きます。
いかん!なんかしなきゃ!
とりあえず「ねむたい」とおじさんに言います。
おじさん(doiさんといいます)も
ときどき眠くなってふらふらしています。
この区間がいちばん時間がかかりました。
1キロに14分近くかかってました。
それでも、なんとか休まず進み続け、我慢し続けました。
痛みはマックスで、次のエイドについたら
ロキソニンを飲むことにしました。

この区間では、レイトスタート(12:00)のランナーにも
どんどん抜かれだしました。
その中にogawaちゃんもいました。
しばらく並走してくれました。
眠い眠いと言ってました。

この区間は永遠に続きそうなアップダウンの連続・・・
こんなコースを造ったぎんさんに本気で
腹が立って来ました。いいかげんにしなさいよっ!

しかし、空には満天の星です。
海は、赤く光る三日月に照らされて
ぼうっと赤く染まっています。
その波間に漁船の陰が浮かんでいます。
いま、こうして、真夜中にここにいればこそ
見ることのできる幻想的な景色に感動していました。
写真は携帯ではうまく撮れないのでありません。

きつくてきつくて、そして美しくて、薄気味悪くて・・・
何とも言えない時間を越えて
やっと茂木漁港につきました。
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130505_070218
130キロ地点、日見エイド。
7:02。
ここからは80キロ部門も55キロ部門も一緒のコースになります。
でも、まだその2部門が来れる時間じゃありません。
この先で、みんなから抜かれるはずです。
さあ、楽しみが増えました。


橘湾岸スーパーマラニック173キロ完走記その2

2013年05月07日 16時42分27秒 | 大会記

65キロあたりの水仙の里への入口で
kogaさんが移動エイドをしてくださってました。
コーラをいただき、元気回復して、さ、権現山が待っている!

のぼってのぼって・・・・
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kimiさんがいて、アドバイスをしてくれました。
おいしいミネストローネをいただきました。
ここまらまた海岸線に向かってくだります。

海岸線を東に向かって樺島へ。
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きれいな夕焼けです。
19:19。
残り100キロを切っています。

樺島の漁港を通り、樺島灯台に向かいます。
分岐の案内を元気にまめくまちゃんがしてくれてました。
灯台へののぼりから、9時30分正規スタートのみなさんに
ぞろぞろ抜かれだしました。
抜かれたり、すれちがったりする都度に
「お疲れで〜す」と挨拶しますが、
お互いヘッドライトをしてるので、
だれがだれだかわかりません。
灯台の光が頭上を静かに回っています。
チェックをすませ、無人エイドで給水して
またくだります。
まめくまちゃんの誘導で樺島公民館エイドに向かいます。

80.7キロ地点、樺島公民館エイド。
21:04。
ここではおいしいカレーとおつけもの各種、
ミニトマトなどがありました。
カレーがおいしいけど辛くて
なかなか食べ終われませんでした。
みんなから、これくらい辛くないよ!と
言われまくってしまいましたヾ(;´Д`A
とにかくここからの夜間走は激しいアップダウンの続く
厳しい区間だから、ここでしっかり食べておかなくては!
と必死に食べるも、小食のわたしはちょびっと残してしまいました。

さあ、後半戦です。
夜の樺島漁港を出発です。
あと89.5キロです。

漁港を出て樺島大橋の少し手前で
おじさん2人組に追いつかれました。
はじめての173キロ参加でしかも女一人では
ここから先は行かせられない、と言って
一緒に行ってくれることになりました。
わたしはすでにこのときアキレス腱の痛みが
かなりきつくて、歩きが中心になりつつありました。

町を出てからは、街頭もない真っ暗闇の
延々続くのぼりを進みました。
その間におじさんのウルトラに関する装備や考え方など
いろんな話を聞かせてもらいました。

92.1キロ地点の自転車道入口エイドには
てくさんがひとりで待っていてくれました。
夜になって冷え込んで来ていたので
いろんな飲み物を湯煎であたためてくれてました。
あたたかいアクエリアスをいただきました。

98.3キロ地点の川原憩いの家センターエイドは
中間拠点エイドで荷物預けができていたので
装備の補充をしました。
もうすぐ100キロです。
ここまでがんばれたら、なんかいけそうな気がしてきました。


橘湾岸スーパーマラニック173キロ完走記その1

2013年05月07日 15時42分27秒 | 大会記

きのうは足首から先の痛みが尋常じゃなくて
う〜〜〜っと声をあげたくなるくらいで参りました。
どうも筋肉痛じゃなくて、炎症おこしてるせいみたいです。
でも、今朝からは、耐えられるくらいまでよくなってきました。
筋肉痛の方は、その痛みにかき消されてるのか、
ほとんど感じてないので、たいしたことなく済んでるみたいです。
それにしても、ほかの参加者のみなさんは、
こんな状態で、いま、お仕事されてるんでしょうね。
わたしは幸か不幸か、先日の面接にも落ちたようで
無職状態なので、家でのんびりしています。
無職で良かった(o^-^o)
と、喜んでる場合じゃないんですが・・・

そういうわけなので、完走記をさくっと書いちゃいましょう。
今回は距離が長いので、手短かになるよう心がけたいと思います。

5月3日は、鈍行列車で長崎入りし、
夕方までスタッフのお手伝いで参加賞の仕分けや
エイド用品の仕分けの作業をしました。
そして、夜はスタッフのライオンママさん、さぁみん、トミーちゃん(
2日めからは選手)と4人で
近くのお店で前夜祭をしました。
「これで、絶対完走やね!」とハッパをかけられました。

そして翌4日、7:00スタート。
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7.0キロ地点、稲佐山チェックポイント。
ご丁寧に、山頂のさらに展望台のいっちばん上に設置してくれてます。
8:00。

稲佐山をおりたら、延々のくだりです。
で、くだりきったら、だらだらと延々ののぼり。
そしてどんどんのぼりであぐりの丘をめざします。
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女神大橋にたどりつきました。
近くにいたランナーさんに撮っていただきました。
橋を渡れば、エイドです。
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hirataさんご夫婦がボラをしてくださってる
60.8キロ地点、以下宿エイド到着。
16:14。


ただいま〜!

2013年05月06日 14時21分47秒 | ランニング

夢のようなひとときを過ごして、
きょう福岡に帰ってきました〜。

でも、あちこちの痛みが
「ぜんぜん夢じゃないだろ!」と
思い知らせてくれてます( ̄◆ ̄;)

大会スタッフのみなさん、参加された選手のみなさん、
応援してくださったみなさん、
ありがとうございました!

おかげで、わたしにとって途方もない距離の173キロを
完走することができました。
ほんとうに、すばらしい夢のような時間を過ごすことができました。
何も考えずに走ると書いてましたが、
日常のことなんか考えてられませんでした。
痛みやきつさや眠さとどう戦うか、
すばらしい景色に感動したり、
スタッフのみなさんの暖かいサポートや
一緒に走ってくださったランナーのみなさんとの交流など、
そこにいることでしか味わえないことの中で
日常のことなど入り込む隙間はありませんでした。
幸せな32時間でした。

でも、これまでウルトラを走ってきて
1度も「もう2度と走る気になれない」と思ったことはなかったけど、
今回はゴールしたとき、そう思いました。
でも、だんだんにその気持ちが薄れてきていて、
いまはもう、つぎはもうちょっとマシな走りをしたい
とか思っているわたしって・・・・
だんだん辛かった思い出は薄らいでいって
楽しかった思い出の方が大きくなってきているみたいです。
そして、1日経って、あちこちの痛みも
大きくなってきています。
足首から下は晴れて靴がはけません。
いま、まともに歩けません( ´・ω・`)

やっぱり173キロは長かった。
でも、すばらしい173キロでした。

みなさん、ほんとうにありがとうございました。

完走記は、またおいおいアップしていきます。