4月中旬の金曜日のことです。16時頃お店に到着し10人の列を確認、少し時間を潰せばさらに待ち時間も短くなるか
と近くの大型書店で立読みする等し、17時頃再度お店に伺うと12人の行列。これ以降は早め宣告の可能性もある為、
この時点で最後尾に並ぶこととしました。この日は私が入店した17時26分に閉店となり、さらに15分程してラーメ
ンが配膳されました。
このTシャツ欲しいんですけど、着る機会があるかなぁと。
大豚、大蒜多め野菜+千切生姜(塩蔵)。ただし、店主さんは大蒜多め野菜多めと復唱、コミュ障かつ小心者の私に「違
います。」等と言えるはずもなく聞こえぬふり。
麺丼です。過去最高の標高です。
退店時の店主さん曰く「既に営業が終了していたので、もう一回並ぶと言われたら困るので。」だそうです。あぁ、あれは
昨年の今頃の出来事でしたね。
頂にはフワフワの甘い脂が。今までは健康?を考え我慢していたのですが、一口食べてその虜となり、「脂」コールが飛び
交う理由がよくわかりました。
頂付近の細めの麺は、ツルップリッとしてボソ感は控え目です。
丼の中でしっかりとスープを吸っても強い弾力は保たれたままで、小麦粉が詰まっているからか噛むとプツンプツンと千
切れ、ずっしり重いという感覚を覚えます。
野菜丼には、野菜と豚と大蒜。その量を見て、やはり勇気を振り絞って訂正すべきだったと後悔しました。
タレがかけられた野菜は、キャベツにはしっかり火が通りその甘さが引き出される一方、もやしはザクザクと音を立てな
がら食べ進めることになる位のフレッシュな茹で加減。
野菜にサンドされた豚は6つ。
トロッとした脂身とタレが浸みた赤身で構成された端豚。
高密度に詰まった赤身で占められた咀嚼力を試される豚。
こちらもみっちりと詰まったほぼ赤身のみの筋肉質な豚。
肉と肉の結合部のフワッとした脂が美味しい豚。
密集度合が低く、歯がスッと入る崩れそうに柔らかな豚。
繊維質が主張する噛み応え充分の健康的な豚。
最初に甘さを感じた後、少し遅れて強烈な脂を感じながらも醤油が効いて後味はスッキリとした、コクとキレのバランス
が取れたスープ。
大蒜はサラッとした舌触りで強烈な辛さを放つもの。
4月からの新メニュー、千切生姜(塩蔵)。
100円ということもあって、良い盛りです。
噛むとガリッガリッと周囲に音が響く歯応えで、生姜特有の辛味が強いです。
塩蔵って?と調べてみたところ、塩漬けという意味だそう。ただそれほど塩気は感じませんでした。さっぱりとした味わ
いを箸休め的に、という狙いなのでしょうが、次は無いかな?というのが、普段生姜を食べない中年男の感想です。
完食まで約25分。最終一つ前のロットということで余裕を持ち過ぎ、あまり時間を気にしなかったこともありますが、
いくら何でも長居し過ぎました。いつもの「足りた?」に変えて「大丈夫だった?」との店主さんの言葉に「遅くなって
すいません。」とお詫びをして退店しました。