夢・つれづれに

何時も夢とロマンを持ち、思いのままに綴りたい

五つののれんと新しい風

2012年06月11日 | 舞と舞踊の会

日本舞踊の良さを広く知ってほしいと、そして日本舞踊を舞台芸術として各流儀で活躍している五人旗揚げ公演とした「五耀會」を結成したのが平成二十一年。

あれから大阪、東京と忙しいのにもかかわらず毎年公演し精力的に稽古をする
西川箕乃助、花柳寿楽、花柳 基、
藤間蘭黄、上方から山村 若の五人の舞踊家。

さて、何時もだったら司会に元NHKアナウンサーの葛西聖司氏なのだが~

大阪では新しい風の桂 吉坊(色んな賞を受け、今や勢いのある若手噺家)を司会に起用。

関西ならではの舞台と観客が一体となり、和やかに勧められた。

今回の五耀會の出し物(演目)は、
長唄「旅」(五人で)、地歌「都十二月」(基、若)、清本「柱建万歳」(寿楽、箕乃助)

清本「流星」、(基、若、蘭黄)そして清本、長唄両演奏の「楽屋のれん(五人)

楽屋の中と外をリアルに表現、行ったり来たり自分の楽屋に掲げているのれんを舞台にあげ(コピー だと思うが)、
その”のれん”をくぐリ舞台に~(名前や花や紋などをあしらったのれん)

汗だくや、衣裳を着ているが鬘がまだだとか客席は大笑いの渦。(楽屋を知らない人たちには新鮮に見えた事だろう)

踊りあり、舞ありと盛りだくさん(踊り手も楽しみ、余裕すら感じる)
それぞれ創意工夫された舞台、関西は関西らしくはんなりと笑いあり笑いあり、良かったら正直に拍手をする。

実力ある五人の舞台は観るたびに楽しみで嬉しい企画になっているし、神経細やかな舞踊は素晴らしい。

打ち上げの写真を(誰かツイッターで)拝見したが皆やり遂げた安堵感と優しいおだやかな顏、顔、顔。

次はどんな演目?待ちどうしものであると思うのは私だけかな。(敬称略)


今年は変化舞踊・舞扇会

2012年05月22日 | 舞と舞踊の会

今日は晴れて暑い日になりました。
今年は天候が不順で袷、単衣物と両方用意をしておきましたが、一つ紋の単衣を着て出かけましたが、夫どっこいが元気であればまた立場も違っていたなと~

今年は仲間や先輩の舞台そして主宰である山村流六世宗家山村 若師の振り付け演出、舞「石橋」。
獅子ものには色々ありますが六世は前半は傾城(もちろん着流しですが)で、帯は斬新
な獅子柄(ご夫人のお婆様の帯を仕立て直し)が効いていて着物の裏には何時もわが師
のにおいも(優しい心使いです)~

まるでどこかから紐が着いているみたいに鮮やかで、素晴らしい二舞扇(客席から拍手が)。
そして、後半は現れました蝶々を引き連れ獅子の精が~

1部と2部にわかれてのテーマにそった舞や踊りの数々。(変化もの)
舞仲間からは地唄「葵の上」「松の寿」そして、「猩々引き抜きまかしょ」等々
「新道成寺」はすっかり自分の舞台になさっていた。

私は光源氏のモデルの一人と言われている源融(地歌 融)が良かったと感じました。

毎年何かテーマに沿って行われる舞扇会、来年は?たのしみです。


舞踊の会

2012年03月26日 | 舞と舞踊の会

何時もこの季節、3月の終わる頃(同じ桜の着物を着るので~)舞踊教会関西支部主催の
舞踊会が国立文楽劇場で各流派の共演のもと23日、24日の両日行われた。

私は23日仲間の出番が終わりお稽古に(西宮NHKカルチャーセンター)~

仲間は常磐津「妹背山」、お三輪(山村若禄之)求女(山村光)橘姫(山村楽春)
少しお芝居仕立ての舞台で三人三様の思いが表現されていたように思う。

昔 我師匠方のを拝見したことがあり、懐かしく(身びいきもあり)拝見したが良い舞台だったように思う。お疲れ様でした(敬称略)

24日は山村流六世宗家の天女、伯了に若峯董(羽衣)長唄「菊の泉」には光、若有子、地歌「羽織褄」若佐紀と山村流からの出演(敬称略)
何時もながら宗家の舞は清潔で色っぽく、若峯箽との連れ舞は大向こうもかかる。

興味があったのは藤間香都江の踊る長唄「百夜車(ももよくるま)」
これは小野小町に恋をした深草少将が百日通っている様子などが(雪の日も)情緒的に
上品に激しく実にステキだった。(敬称略)


競演の舞台”藤間勘吉郎一周忌追善”を観る

2012年02月05日 | 舞と舞踊の会

平成24年2月4日(土)
”藤間勘吉郎一周忌追善舞踊会”
大阪にある国立文楽劇場で行われた。




舞踊界に興味ない人は誰?と思うかもしれないけれどね

勘吉郎師は流儀の宗家に師事を受け芸を学び、紫派に属し歌舞伎関係の振り付け
に貢献した方。(私が知っているのは)

市川亀治郎丈のパンフレットには振り付けの所には勘吉郎師の名前があるし、映像にも
映っている。
だから今回の追善会には博多のお稽古場よりかけつけ、黒紋付きに袴という着流し姿で「忠信軍物語」をすっきりと迫力ある踊りで観客を魅了した。(仮プロには彼の名前が無かったので驚いた方もいたと思う)
歌舞伎役者と言えば坂東竹三郎丈も「曾根崎心中」を熱演!

浅草歌舞伎で爺さん(亀治郎)婆さん(竹三郎)の二人を拝見したばかりだからおかしなもんだなとおもった。(だって凛々しい姿としろぬりの良い男ですもの)

そして、各流儀の代表が舞に踊りに勘吉郎師を偲んだ。(見応えはあった)

私は全て拝見しました。追福と言うけど追善にはほど遠いもの?が多かったように~
(あくまでも私の見解です。振り付けをされたものかもしれないですね)

山村流六世宗家若師だけは追善の曲「菊の露」(戦後初めてらしいこの演目は)を
上品に清潔にそれでいて艶やかに茶の着物に黒の帯で舞われた姿は本当の意味の
追善となったのではないかなと思われた。
観客席には伽羅の香りが漂ってより一層、雰囲気のある舞台だった。(行き届いた
若師の演出)

全体を観たいので最後列で思ったけど、無神経な人が舞台が開いてようが、お構いなしに堂々と歩いていく又はお喋り(うるさい!)。

いつの間にか最前列で観ている自分がいておかしかった。

久しぶりに22の舞台を観たけど、疲れたのは歳のせいかな~


                 


話題作を観る

2011年11月16日 | 舞と舞踊の会


今朝、夫どっこいをディーサービスに送り、
新しくできた大阪ステーションシネマに話題作を二本を観る。

一つは「カイジ2」もう一方は「ステキな金縛り」の二本(さすが目が疲れた)

カイジは1も冷や冷やしながら観たおもいがあり(私は藤原君のフアン)楽しみにしていた。
どちらもとっても面白いし考えさせられる。
勿論、面白さが違うが「カイジ」は少しずつ画面に引きこまれ、スリルやあったかい心にホロリとさせられるところもあった。(演じ人達が良いのよね)

一方は三谷さんの監督作品だから面白く無いはずがない。笑いが絶えない可笑しさが画面いっばい!
深津絵里さんの歌が良い。

ぎりぎりセーフで夫どっこいを送ってくれた車に間に合ってほっとした。(携帯より)


歌舞練場で踊りの祭典

2011年10月31日 | 舞と舞踊の会



 
                  祇園甲部歌舞練場の舞台と客席

全国各地から舞踊家を迎え第26回国民文化祭・京都2011年『舞踊の祭典』が行われ、京都の町は細やかな、華やかな舞台に大勢の観客で大盛会でした。


途中から雨が降るあいにくの天候でしたが、熱気とおのが村の応援やらで一杯の観客。

案内役も和服を着た関係者でしたが、厳しいところと気が付かないところがあったけど京都らしい光景かななんて~ね。

関西支部の大阪府から常磐津「永壽松竹梅」若柳壽延(じゅえん)、
音羽菊蔵、そして山村 若。の出演。

京都・滋賀県から幕開きに委員長の井上八千代地唄「倭文」
甲部舞妓も加わり長唄・常磐津「鴨川名所綴」で幕が下りました。

外は雨でしたが風情ある祇園の道を余韻を感じながら歩き、仲間とビールなどをいただき帰路につきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


若登会「山村若祿次を偲び」

2011年10月10日 | 舞と舞踊の会

追福
偲ぶ舞台の幕が上がると共にお香が客席に漂い特別出演の山村流六世宗家 若、妹、光 さんがたの二人立ち「袖香炉」。
それぞれ、若祿次先生を偲びながら舞や踊りが続く。

若祿次作舞 地唄「吾妻獅子」を長女謙江(かねこ)が舞い千秋楽。

幼き頃よりお世話になり数えきれないほどのご指導を受けた私。

若祿次先生合掌。


「浪花の会」を観る

2011年08月31日 | 舞と舞踊の会

第36回日本舞踊協会関西支部主催「浪花の会」が国立文楽劇場で開催され
午前11時から山村流六世宗家出演まで(千秋楽いわゆる取りです)缶詰状態。

もちろん全部拝見することは無かったけどかなり疲れましたね。

拝見した中でも良かったもの、そうでなかったもの色々でしたが(今の舞踊界の現実)
世代交代が感じられる様なのか、ほとんどお名前がわからなかったですね。

山村流(私が関わってきた流儀に関して)はトップに『松の翁』(実力者ですのでつつがなく

『球取海女』(若手有望だが難しい演目を選び残念!でも女方は綺麗)

そして、若家元『ままの川』(期待通りの舞、着流し姿で舞われ色っぽく、清潔感のある舞台に女性の感情と手ごとは
お得意の扇の見せどころ。もちろん!お見事)。

心は満足したが、外へ出ると辺りは夜になっていた。
仲間と一緒に食事をしながら余韻を楽しんだ。


朝顔が咲いてくれました!

2011年08月04日 | 舞と舞踊の会

パソコンを修理に出した後、楽しみが無かったので今朝朝顔の花の数を見てびっくりしましたね。
今年の我が家の朝顔は不作。だからなおさらだったのかも。
パソコンは一週間ぐらいで帰って来るらしいが、買い変えて一年だよ~