夢・つれづれに

何時も夢とロマンを持ち、思いのままに綴りたい

降る雪に切なさを

2008年02月15日 | 今日のつれづれ

大阪に雪が降る事も積もる事も珍しい9日に同門の舞の仲間が旅発ちました。
突然の死(本当は以前よりわかっていた手後れの癌だったらしい)に驚き‘何故!‘と言う言葉しか無かったですね。
葬儀の席には彼女が以前舞台で舞った『雪』のビデオが流されていました。(私やったら何を~と頭を過ぎって)
でも、私は深深と降る雪を眺めていると彼女には華やかな「鷺娘」の方が似合っているように思ったんです。(降る雪に必死で耐える鷺のようなドラマティックな舞踊)
私はお稽古があるのでその場でお見送りをして帰ってきたのだけど、悲しい時はそれまでです。気持ちを切り替えお稽古場に~

5月の舞台は本当に大変なんです。第一に相当難しいものを選んでしまったもんだから、にっちもさっちも体が動かないし振りが覚えられないのです~。(常磐津<三つ面子守>)それに夫どっこいが入院している事もあり(いえ、いえ、それは関係ないかな~)忙しくしているので日が過ぎるのが何と早い事か。
何しろお稽古だけはしておかないと話にならないから頑張ってるのであります。

家に戻りふと見ると、大介君が雪の降るのを不思議そうに見ている。
「大ちゃん、ベランダに出てみれば」と言うと
「......?」と大介
「寒いよ外は~」

でも、疲れも何処かへ吹っ飛んでしまうもんねこの姿を見れば。