夢・つれづれに

何時も夢とロマンを持ち、思いのままに綴りたい

コンビ二って不思議な世界?

2009年09月17日 | 舞台鑑賞

日曜日に二人で(娘と)出かけることは私にとっては冒険だったけど、夫どっこいは
「大丈夫だから」(まだ介護の段階なので)と言ってくれたので出かけることにした。

出かけた先は、大阪ドラマシティー『狭き門より入れ』という新劇と言うかSF劇と言うか中々魅力ある舞台で客席はスタンディングで幕が下りた。

作・演出 前川和大

出演者

     佐々木内蔵助(Team申)

      市川亀治郎(歌舞伎役者)

   中尾明慶(若手俳優)

    有川マコト(劇団HOBO)

    手塚とおる(劇団健康)

浅野和之(俳優) 

幕が開くと舞台はコンビニエンスストア。
正義感が強く合理的に物事を考える主人公が(佐々木)退社して、父親の後をついでコンビ二の責任者になっている弟のところに戻ってくるところから話は始まり、未知の世界や今起っている問題を体験しながら人が「生きる」と言う事を考え見出していこうとした男達を描くSF劇。

理解出来るところもあり、わからないところもあったが6人の個性豊かで芸達者な方達なので面白かったしテンポも良く感動した。(台詞と台詞の間が良い!つまり上手いって事かな)
はっきり言って私はコンビ二をよく知らない世代なので不思議な空間や人間模様があるんだなと知ることも出来た。

さて、佐々木内蔵助さんは最近テレビでよく拝見していて華やかではないが魅力的な俳優さんだなと思っていたが舞台でのエネルギッシュで人をひきつける内面的なもの、人間的なところが好感を持てるし、歌舞伎役者でありながら現代劇それも新劇の世界を体験し違和感なく溶け込んでいた亀治郎丈(立ち姿を研究すれば)。
中尾くんも、浅野さんもテレビでよく見る顔だし、有川さん、手塚さんは劇団上がりの役者さん。
上手で魅力的な役者さんを集めたのがチームワークの勝利かな。


帰ってきてゆっくりとパンフレットを読み返すと作者の意図とする事が理解できた様な気がするが、そもそも新劇と言うものは観る方に問いかけそれぞれの考え方、思いを感じる事で良いのだと思う。

舞台上の時計に時の変化つまり未来と現実を表していた事も、人々が歩いている様子を映し出している工夫等がめりはりがあってとても良かったように思う。

遅いランチを劇場近くのイタリアレストランで済ませた。