夢・つれづれに

何時も夢とロマンを持ち、思いのままに綴りたい

心地よい気分・舞

2011年11月12日 | 最近の出来事

もう~随分経ったななんて思うことがあります。
師匠が亡くなり、生意気にもお稽古するならお家元しか考えられないなんて
きっと仲間もそのように思ったに違いない。

お忙しい事もある今のお家元さんが「若津也さんの稽古場に行ってもいいよ」と言われた。(もちろん、都合がつかなければお家元宅に稽古)
嬉しかったな~預かってくださると私達を…
優しかった(今も変わりませんが)お家元さんのお稽古日は楽しみでしたね。

ところが、夫どっこいが病院生活という思いもよらない出来事で、(その時にはすでに舞扇会の演目も決まっていた)病院と稽古場を行き来して、舞台は頑張りましたね。

そして、今もうマンツーマンの稽古は出来ないし、考えた末友達の誘いもあり「西宮NHKカルチャー上方舞」(山村 若宗家の指導)で稽古を始め2年足らずになりました。
今は楽しくお稽古しております。

端唄や小唄が多く今までとは違って少し軽い小品曲が主でしたが、地唄物や
上方歌もお稽古していただいています。

そして、地唄「四つの袖」(この曲は大好きです)「愚痴」の歌の中に”四つの袖♪”
 という文句が出てきます」

「四つの袖」というのは、好きな人と二つ合わされば~という意味深な言葉になっています。

「何でか知らんけど舞台にはほとんどかかれへん、短いからかな~」と家元さんもおっしゃっていました。(衣裳つけて顔してなら短いかも)

やっと身に入る稽古が出来たように思いますし、腰や足が地唄特有の辛さに変わり、やがてそれが心地よくなって来るのはのせいかなと思います。

地唄”四つの袖”の歌詞です。

うき中のならひと知らばかくばかり 

花のゆふべの契りとなるも初めの情け

今の仇 いっそあはねばかうした事も

ほんにあるまいよしなやつらや あだに暮せし月日の程も

いはぬ思ひの涙の雨に

いとどくちなん 
四つの袖