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辰野駅で飯田線119系の普通駒ヶ根行きに乗り換えます。
119系は国鉄が製造したローカル線向け通勤型電車105系をベースに飯田線用の装備を施した飯田線専用車です。
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119系の語り草となっているのがこの扇風機。国鉄のJNRマークがあります。この扇風機は今も使えて、特に冷房と扇風機との二重攻撃は夏の暑さにはよく効きますw
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辰野を発車した119系は飯田方面へ向かいます。この辺りは急勾配が続きます。
さてさて、ここで分からにゃい人向けに解説しておくと、飯田線は愛知県豊橋駅から静岡県を経由して長野県辰野駅へと至る全長およそ200kmの長大ローカル線。元々は4社の私鉄からなっていた路線を国有化したものなので、200km弱の路線に94もの駅があり、駅間距離が短いのが特徴です。
鉄道ファンや旅行者の間では言わずと知れたローカル線の王様で、風光明媚な車窓やこれから訪れる秘境駅などが人気です。私も一度は乗ってみたい路線でしたので、とてもwktkしています^^
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まず最初に伊那松島駅で途中下車。313系とすれ違います。
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伊那松島の駅舎。
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伊那松島で降りたのは隣接する伊那松島運輸区にいるであろうモハ1とクモハ12041を拝むためだったのですが・・・両者はおろか119系さえいないもぬけの殻。
その2両は庫の中で寝ている可能性はありますが、確かめる術はありませんです。
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電車が来るまで駅の周りをふらついていました。
青い空、白い雲、緑の山。いやぁ、これはいい夏ですね!
気温は高かったですが、湿度は低かったので割かし過ごしやすい天気でした。
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伊那松島で上り電車(豊橋方面)を待っていると、先にノーマークだった下り電車(辰野方面)がやってきました。まあ、前日の夕方に慌てて考えた行程なので、多少は穴が空いてますよ・・・w
でも、これは乗るしかねぇなと思い、次にどこに降りるかも決める前に乗車。
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上りとすれ違わない程度の駅・・・ということで、2つ3つ先の羽場駅で下車。駅舎はコンクリ造りで色を灰色にまとめています。シルエットも左右対称で面白い駅です。
JR東海は、車両だけでなくて、ローカル線の無人駅舎にも建て替えや改築を行って力を入れているのが個人的にはいいなと思っています。鉄道の入り口である駅がボロくては使おうとは思いませんものね。
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とくに見る物もなかったので、ホームのベンチに座っていたおじいちゃんとカメラの話などをしながら電車を待ちます。このおじいちゃんは駒ケ根にある老人ホームにいる奥さんをたずねに行くのだそうです。
やってきたのは115系の飯田行き。JR東海では全車重機の餌となって天に召されてしまいましたが、このような乗り入れ運用でまだJR東海管内でも見ることはできます。
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発車の前に、119系とすれ違い。
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さて、ここで第一の難関。羽場から飯田まで、約2時間乗っていきます。
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山岳路線のイメージのある飯田線ですが、辰野から天竜峡あたりまでは人里の間を走っていき、のどかな車窓が広がります。
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窓から少し手を出してこんな写真を撮ってみたり。あんまりやっちゃだめよ。
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ちなみにこの飯田線、全線通して乗ると片道で6時間という、途中下車せずに乗るだけならば楽しいを通り越して苦痛とも思えるほど時間がかかるのですが、駅が多いとはいえ速度はそれほど遅くないです。
ではなんでそんなに時間がかかるのかというと、停車時間が長い。電車が駅に止まると、まず運転士がドアを開けます。開けるといってもロックを外すだけで、ドアを動かすのは乗客です。普通は車掌の役目ですが、その時車掌はホームに降りて降車した乗客から切符を回収したり運賃をもらったりします。そして、乗客がいなくなったら車掌が合図し、再び運転士がドアを閉めます。そののち車掌は乗務員扉から車内へ入り、発車。
なんとも手間と時間のかかる作業です。これを94駅(正確には起終点を抜いた92駅でしょうけど)もやっていたら、そりゃ時間はかかるわけで・・・。
でも、合理化の名のもとに機械的なワンマン運転が普及している今、こういうものはこれからも在り続けるべき・・・というのは鉄オタの勝手なわがままでしょうか?
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さて長話をしてしまいましたが、飯田に到着。
ここで天竜峡行きに接続していますが、すこし時間があるので某研究所に投稿するマンホールの蓋とか駅舎とかの写真を撮っていきました。
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おしゃれな駅舎と対照的に、ホームは木造の跨線橋に廃レールを使った柱と、古き良きローカル線を感じさせます。
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天竜峡行きの119系に乗車して、終点天竜峡まで向かいます。こちらはワンマン改造された編成です。といっても運転室には運転士以外にも乗務員がいましたが・・・。
このあたりから、次第に天竜川と並走し始めます。
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天竜峡へ到着。後続の豊橋行き到着までふらついてみたいと思います。
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天竜峡といったら、天竜川の川下り。駅ホームには川下りをしている男女が観光客を出迎えてくれます。
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・・・・・・誰だお前らwwwどうみてもこの土地の・・・この国の人間じゃないよな。
パツキンの女性なんて腕が変なほうに曲がってるしw
天竜峡で降りたはいいものの、どう過ごすかは全くのノープラン。駅前の土産屋に駆け込んでみたところ、ちょうどいい遊歩道があると教えてもらったので行ってみました。
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こんな感じの道を進むこと十数分。
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そのあまりの存在感に圧巻され、しばらく言葉を失いました。時間がなかったので我に帰りましたが、そうでなかったらもっと長い間これに見とれていたと思います。
これは天竜峡の10の奇岩のひとつ、「竜角峯(りゅうかくほう)」。そのとてつもなく巨大な切り立った絶壁と、それにへばりつく木々。川岸に接岸している舟と比較していただければ、その大きさがわかると思います。とにかくでかい。
自然が作り出す美しさというか、本当すごいです。写真ではすべての半分も伝えきれないので、ぜひ実物を見ていただきたいです。
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さらに進んでつり橋まで。
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落ちたら死ねるね、こりゃw
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電車の時刻の関係でつり橋で折り返して駅へ戻りました。
さてさて飯田線の旅、次からが本番です!
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