67camper's Blog

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リラックスしたデフランコの好セッション

2007-08-01 01:07:16 | jazz & vocal
Live Date!/The Buddy DeFranco Septette
(Verve MGV8383)

 クラリネットはあまり得意としてる方は少ないのでは・・・?。そう言う自分もデフランコやトニー・スコットそして御大BGのアルバムが若干ある程度ですが、デフランコはメカニカルマンと評される硬いサウンドで名盤とされる”MR.Clarinet"などのややぎすぎすした感じの演奏よりもリラックスした低音をいかしたゆっくりとしたフレージングにむしろその本質があるように思うのは自分だけでしょうか?。こんな趣向のアルバムとしては以前にアップした"Plays BG"がありますが,本日のもそう言ったデフランコに会うことができます。美女を使ったキャッチーなカバーも秀逸です。

 メンバーはBuddy DeFranco(cl), Herbie Mann(fl), Bob Hardaway(sax), Victor Feldman(vib), Pete Jolly(p, accor), Barney Kessel(g), Scotty LeFaro(b)が裏解説にはクレジットされています。演奏を聴いてみるとドラムがきこえますがクレジットメンバーにはありません。セプテットと言うの7人なのにどうして・・・。そこで有名な「Welcome to Jazz Discography Project」を覗いてみるとHerbie Mann (fl, ts, bcl) Buddy DeFranco (cl) Pete Jolly (p, accor) Victor Feldman (p, vib) Barney Kessel (g) Scott LaFaro (b) Frank De Vito (ds)とクレジットされていました。こちらにはFrank De Vito (ds)が追加クレジットされていますし,Bob Hardaway(sax)の名がありません。ピアノにPete Jolly,Victor Feldmanの2人がクレジットされております。この辺りの真相はどうなんでしょうね?前述のように演奏はスタンダード中心のくつろいだ物ですが、中でも低めのトーンを駆使したデフランコが素晴らしい"My Funny Valentine"が最高です。いかにも木管,クラリネットというサウンドで聴きごたえ充分です。共演者ではフェルドマンのバイブ,ケッセルの趣味の良いギターは勿論,ラファロの太いベースまで聴けるところが貴重ですね。

 所有アルバムはMGMのT字ラベルです。くつろいだバーブならではのセッションと思います。