67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

JAZZ批評掲載!でも・・・

2007-08-26 16:18:56 | jazz & vocal

 ジャズ批評に再び(三たびか)登場しちゃいました。

 今回の2007年9月号(No.139)は"JAZZ VOCAL SPECIAL"と題されるボーカル特集でした。パラパラとめくって見ると,でるわでるわ名盤・珍盤!当初から,まともに大御所を挙げて原稿を出すのも無理っぽかったので「夏のボーカルと言えばやっぱりボサノバだ!」のタイトルでジョアン,ジョビン,アストラッドの3枚で投稿しておいたら採用されました(P108)。

 更に編集部からブログウォーキングへの掲載も依頼され,「新潟ジャズ喫茶めぐりジャズフラッシュ&スワン」のタイトルで見開きページでも取り上げられました(P188-189)。編集部の皆さん執筆機会を与えていただきありがとうございます。

 それにしてもブログ書くのと異なり,原稿提出は大変です。ブログは休んでも良いですが原稿はやっぱりしんどい。校正はありますしね。やっぱり細々と書いてる方が自分にはあってるかな?なんて思う今日この頃です。(単に他の趣味が忙しいだけという批判もありそうですが・・・)

清涼感溢れるボビハチのバイブ/マリンバ

2007-08-26 03:48:50 | jazz & vocal
Happenings/Bobby Hutcherson
(Blue Note 84231)


 処女航海と言うと,ハービー・ハンコックの名盤が絶対的に知られていますが,これに続く名演が皆さんご存知のボビー・ハッチャーソンの処女航海ですよね。ブルーノートを代表する新主流派アルバムとしても有名ですよね。またショッキングピンクがベースの背景に女性を捉えたカバーも印象的ですよね。この暑い時期,ボビーのバイブラフォンそしてやや丸みのあるマリンバのサウンドが清涼感満点でいいですね。処女航海のハンコックの参加が価値を高めているのは衆知の通りですが,オリジナルと異なりフロントを透き通るようなバイブ/マリンバのみにした演奏はこれまた趣きがあり、タイトルどおりのハプニングス的な驚きを感じた方も多いのではと推測いたします。

 説明の必要はないですがボビハチ,ハンコックに加え、ボブ・クランショウのベース,ジョー・チェンバースのドラムと言うカルテットです。B-1「処女航海」以外全てがオリジナルで構成されています。A面の"Aquarian Moon"~スローな"Bouquet"~ボサ風な"Rojo"も良いですが,やはりハイライトは「処女航海」から始まるB面です。B-2の"Head Start"でのハンコックも彼ならではのクールなスウィング感が溢れています。一転してB-3の珠玉のバラード"When You Are Near"の美しさは有名ですよね。最後の"The Omen"はマリンバによると思われるフリーな演奏で、全体としてハッチャーソンの魅力が凝縮した一枚に仕上がっています。

 所有盤が面白い!ステレオ盤なのですが、そのセンターラベルがサイドAでリバティ,サイドBでNew York USAになっているのです。(インナースリーブは"27 Years Blue Note"とタイトルされた"43 West 61 St."のアドレス入りのモノが付いてます。)こう言う破格?はブルーノートでは良くあるのかなぁ・・・?また情報あれば教えてくださいね。