Quarteto Em Cy
(Elenco ME-33)
(Elenco ME-33)
久々にボサノバを行ってみましょう。ボサと言えばおなじみのエレンコです。このブラジリアンインディーズのセンス溢れるジャケットデザインには全くはまりっぱなしと言う感じです。
本日はブラジルを代表する女性コーラスグループ、「Quarteto Em Cy」をとりあげてみましょう。彼女らは4姉妹,アフロブラジリアンミュージックの聖地バイーア出身の4人組です。メンバーの名前、Cyva, Cynara, Cybele, Cyreginaの頭文字が"Cy"ということからとられたクループ名で"Quarteto Em Cy"となっています。 63年にリオにでて徐々に名をあげて行きますが、その声質の似たボーカル、ハーモニー,バイーアが生んだビート感から「天使の歌声」と言われるブラジルきっての女性ボーカルグループです。 A面トップの"Vamos Pranchar"から美しいハーモニーが聴けますが,何と言ってもA-3の哀愁に満ちたバーデンパウエルの名曲"Canto De Ossanha"の素晴らしさはこのアルバムきっての名唱と言えると思います。続くA-4, ジョビンの”Caminho Do Mar"も美しいですね。B面では何と言っても同じくジョビンの"Inutil Paisagem"のきれいなメロディに聞き惚れていまします。
ボサノバのメロディの美しさと,華麗な4人のコーラス,同時にエレンコの渋いカバーとどれをとっても一級品のボサアルバムですよ!所有盤はエレンコオリジナルのモノラル盤です。ブラジル盤のカバーの貧弱さ以外は全てよしですね。