時期柄,学部の卒業式が終わり,大学院の卒業式が数多く行われている。法科大学院も同様である。ただ普通は,「卒業おめでとう!」というところだが,「いよいよ勝負だね!」となるのが法科大学院卒業生の辛いところ。
2年ないし3年間という苦難の日々を潜り抜け得たものは,現時点では「司法試験受験資格」だけである。「合格」するためには5月の天王山で勝たなければいけない。9合目まできたというところか。いよいよ最後の正念場である。ようやくここまで辿りついたのである。是非最後まで気を抜かずエンジンフルスロットルで飛ばして欲しい。
他方,法科大学院新入学生は,いよいよ長いロードに出ることになる。苦難の道ではあるが,努力すれば誰もが踏破できる道のりでもある。一緒に頑張っていきましょう。