各人各様

2012-03-05 18:22:50 | 司法試験関連
今季受験予定の人は,いよいよ超直前期ですが,選択と集中です。無意味に手を広げるような真似はしないこと。何らかの目的なり意義がある場合以外は新規物はご法度です。せいぜい,4月に出る重判くらいでしょうか。
あと,1日2時間,過去問題を実際に書き切る。自分なりの答案スタイルを身体に染み込ませる時期です。試験中の危機管理マニュアルも作成しておくこと。

既に受験回避を決めた人は,来季に向けて始動です。直前期のつもりで全力で勉強しなければなりません。そうしないと受験回避が単なる「現実逃避」になってしまい,また秋口に「夏前から頑張ればよかったぁ!!」という,ド定番の後悔をすることになります(後悔だけで済むなら良いですが,かなりの確率で来年もヤバイことになるでしょう)。

予備試験組みの人は,まずは短答突破に全力を傾けること。ただ,この際に,論文も視野に入れて,定義や規範は実際に書けるよう覚えこむ。

ロー入学組みは,入学までは,基礎マスター,問題研究,論証パターンをやりつくし,これらから「卒業」できるレベルにもって行くことが大事。基本書の類なんて,ローに行けば散々読む事になる。今やる必要はない。入学後に問研,論パ,基礎マスターテキストで該当範囲の復習をしてからじゃないとそもそも課題の予習が出来ない,とかいう「体たらく」では,既修で入った意味がないのである。今やるべきこと,今しか出来ないことをやること。

結論:「やりたい事」をやるのではなく,「やるべき事」をやる。

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時代の変化

2012-03-05 13:24:18 | 司法試験関連
というわけで,無事第2次名京阪遠征は終了致しました(笑)。

講座説明会というより,完全に2時間の判例講義でしたが,L3レベルの勉強方法を具体的に示すことができ,アンケートを見ても参考になったとの意見を沢山頂きました。

毎年毎年,変化が激しいと感じていますが,今春の傾向は,①「4月からロー進学組」が沢山来ていること,②予備試験受験組も同様に多く来ていること,です。あと,学部生も増えて来ましたねー。1年1年の受験生サイドの意識の変化が本当に激しいので,講師サイドも状況の変化に敏感に対応しないといけません。

予備試験組みは,去年の第1回予備試験実施を受けて,これは自分ももう1度挑戦してみよう,という捲土重来の方が多いようです。このような勉強期間にブランクのある方には,論文突破基礎力完成講義は興味ある講座と映るようですが,確かにフィットすると思います。予備試験向けにもなるL1ベースの再確認と本試験向けのL3ベースの学習の2本立てはこの講座だけです。

ロー進学組みの皆さんは,2年次に試験対策の視点を身につける事が非常に重要だと思います。対応開始時期は,早い方が良いに決まっています。実際問題,3年次の勉強で結果的に差がついてしまう,と言うよりは,2年次の学習の質で既に差がついてしまう事が多いからです。先んじて勝利を収めましょう。
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