心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

無為

2007-10-18 | 禅語・般若心経


無為は「ぶい」と読む時と「むい」と読む時がある。
どちらも自然に任せて作為のない事とあるけれど、「無為に過ごす」と使うと
あまり良い印象ではなくなる・・かな。
また、老子のことばに「無為自然」ということばがある。
同じく余計な欲は持たず、作為なく自然に生きることを説いている。

昨日、自宅で様々な野菜を作っていらっしゃる某研究所のY先生から、
ご自慢の野菜をあれこれ頂いた。
大根、枝豆、生で食べられるほうれん草、イタリアンパセリ、玉葱、人参。

ほうれん草は虫食い葉だけど、無農薬の証。大根はもちろん葉付き。
人参や枝豆、大根、玉葱は小さめだけど、充実感のある力強いからだつき。

どれも土付きで、その土の匂いと一緒に、Y先生の畑を耕し、種を蒔き、
大きくなれや~と丹精込めるお姿が浮かんできて、誠にありがたや~。

改めて、しみじみとニマニマしながら眺めてしまった。
君たちは土の匂いを嗅ぎながら種から芽を出し、太陽や雲を眺め、
風や雨に当たりながら、それぞれに成長してきたんだね~って。

そしてまさに無為で素朴な野菜たちの風貌に加え、作った人の顔が見える
というのは、更に味を美味しくするもの。
早速、昨日は頂いた野菜たちで食卓は大賑わいだった。
Y先生!ご馳走さまでした~。 またお待ちしてます

私もなるべくなら、無為自然でいたいなぁ。
無理無理って思わないで、そうなりたいって思い続けたら、ちょっとづつでも
近づけるかなぁ・・・。


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする