大学時代は、人と話すのは苦手で、友達には根暗と思われていたらしい。
自分でもなぜかその期待というか、貼られたイメージを壊してはいけないんだと
思い込んで、静かで大人しい自分を演出していた。
ある日、父から何気なく言われた「お前は四角四面だなぁ」のことばに、
何となく傷つき、ずっと真面目で「いい子」できた自分がいやでたまらなかった。
そんな私を変えてくれたのは、大学3年の時に始めたアルバイト先の
仲間達との出会い。
それまでの私を知らないから変に演出する必要もなくて、そのまんまの私を
受け入れてくれた。
肩の荷が降りたというか、自分の殻の中にちぢこまっていた「わたし自身」から
開放されて、すごく楽になった。
それからの人生は、怖いもの知らず、人が大好き、よく笑い、よく泣き、
あっけらかんを信条に、四角四面はどこ吹く風ぞとばかり。
今思えば、あの日の父のことばのお蔭もあるのかなぁ。
自分でもわかっていても変えられない部分を指摘されて、目から鱗だったのかも。
人生には、決まった運命があって変えられないと言う人もあるけれど、
私は・・人生は、曖昧でいろんな偶然の糸で繋がっているんだと思う。
どこでどんな出会いから、良くも悪くも変わるかわからない。
人生に「もしあの時~だったら・・」はない。
その時自分で選んだ道が、自分の人生。
自分の人生を占いに託すのも、その人の人生。
でも私は根は怠け者だから、占いに人生を預けると何もする気が無くなってしまいそう。
私の人生は私にお任せくださいと、笑顔でかわしたい。
だって、なんだって答えはひとつじゃないんだもの。だから面白いんだもの~。
写真の「心意適」は、心は俗事にわずらわされず快適である~の意。
書の表現も無限、人生も無限の可能性あり!
そう思えたら、まさに心ニ意適ス(しんかんいにてきす)。