人は人生で、何人の人と出会うのだろう。
出会いにも色々ある。
ただすれ違った人、学校でクラスが一緒の人、先輩、後輩、恋人、職場の人、
電車で隣に座った人、子供の親同士として、趣味が同じ仲間として、
見知らぬ街で道を教えてくれた人、どこかの店員さん・・・
それぞれの人生の中で、出会うべくして出会った人とがあるとしたら、
そしてお互いの波動がびびびっと来たら、それはいわゆる・・運命なのかな。
今までの私は、出会う人みな、せっかく広いこの世で出会ったんだから、
どこかでつながっていたいと思っていた。
相手がどう思っていようと、私は忘れずにいたいと思っていた。
でもここ何年か、“勝手に”私が思い込んでいた相手との距離感を、
どこかで相手にも求めてしまい、“勝手に”裏切られた思いを感じることがあった。
その時の痛みは大きかったけれど、禅のことばを読むうちに、
それは全くの独りよがりで、自分大事だったんだなあと思えるようになったら
それまでとは違う思いが湧いてきた。
うまく言えないけど、私たちは無意識の中でもたくさんの人に出会っているってこと。
そこに心を向けると、どこからか感謝の念が湧いてくる。
出会いやご縁は、目に見えることばかりじゃないってことかな。