木簡臨書 (半紙×2枚)
人間、いつも純粋でいることはむずかしい
目の前にいる相手によって自分も変化すること、間々ある。
一体どれが本当の自分なのか自分でもわからくなったり
でも、この人といると気を遣わなくてもいいっていうときの自分が
一番自分らしいのかもしれない・・って、今日の木簡を眺めながらふと。
書を始めたいと思うきっかけの多くは「綺麗な字が書きたい」ってことらしい。
でも私は綺麗な字よりも「そのまんまの字」が書きたいって思ってた。
教室の方々にも、どこか遠巻きに見られていた時期があったけど、
そんなことは全くお構いなくその思いは昔も今も全然変わっていなく。
実は私はこんなものが好き!
実は私はこれが苦手・・
実は私は・・って白状できたら、それがそのまま自分になれるのに
どこかでかっこつけたり、取り繕ったりしてしまう。
でもそれが人間ってやつなのかもしれないけれど
うちの猫たちは、いつもそのまんまの本音で向かってくる。
だけど憎めないし、信じられる。
ほんと羨ましい。
でもさ。
一度本音を吐いてしまえば、人間案外と肝が据わるのかもしれない・・・。
「そのまんま」の強みって、実は人を解放してくれるものなのかもね
・・・が、しかし。
書ではそれができても、人間関係ではなかなか出来ないもんですう・・。