心の免疫力~書とことばから

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求めて~ by 沙於里

最後のニュース

2008-11-12 | つれづれ
                     般若心経一節 (はがき・爪楊枝で)



昨日TBSで、7日に亡くなった筑紫哲也さんの緊急生放送の追悼番組をやっていて。

もう何年も夜のニュースは、NEWS 23。
筑紫さんの多事争論が始まると、そこだけなぜか正座して聞いていた。

本物のジャーナリストだったという人もいる。
反対に、筑紫さんはアマチュアだったから、いつまでも少年だったといった人もいる。

どんなときも、弱者からの視点を見失わない人だったと思う。
しかもジャーナリストという立場からではなく、人として同じ場所から。

たとえばこの人が総理大臣だったら・・とか、考えたこともある。
民主党の菅さんが、政界にお声をかけたことがあるらしいけど、
ご本人は、あくまでもジャーナリストにこだわったとか。

昨日、番組で鳥越俊太郎さんが言っていた。
「筑紫さんは常に、ニュース番組の常識では考えられない試みを実現しつつ、
日本人を導いてくれる座標軸、羅針盤、南十字星のような人だった」

立花隆さんが言っていた。
彼は自由闊達でもあったけれど、それよりも究極のリベラリスト(自由人)だった。

歌手の石川さゆりさんが言っていた。
筑紫さんに頂いたことばは、「大きな声だけでなく小さな声も聞いて、考えなさい。
そして自分のことばを見つけなさい」

番組最後に親交が深かったという井上陽水さんが、
初期のテーマソングだった  最後のニュース を歌われ。

以前、このブログでもご紹介した陽水さんの  海へ来なさい って曲を思い出した。

あ・・。心に響くものって、不思議とどこかでつながってるんだ・・と思った 

筑紫哲也さん。こんなかっこいい人、もうなかなかいないだろうなぁ・・
ご冥福をお祈りしつつ・・
コメント (8)
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