心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

書海社同人選抜展へ

2009-10-09 | 書展・展覧会情報
                      昨日もダンディだった石川先生


昨日は台風一過の午後、母と書展巡り。
まずは、書道教室にいらしている河野さんの俳句の会の展覧会へ。
その後電車の運行を気にしつつ、銀座へ。

このブログでも何度かご紹介させて頂いている
石川芳雲先生、宮山一琴先生も出品されている第12回書海社同人選抜展。
銀座鳩居堂にて10月11日(日)まで開催中。60名の作品が並ぶ。



いつもかわいい宮山一琴先生 「翰墨遊神」

漢詩にあるのは「翰墨遊戯」だけど、宮山先生曰く縦画になるものが欲しくて
自分のことばとして、最後は「神」に変えてみたの・・と。
なるほど・・その縦画が作品を引き締めているように感じる。

ただ漫然と文字を並べるのではなく、自分の感性を持って文字も選ぶ、
そんなこだわりも作品作りには必要なんだなぁ・・と感じ入る。
当たり前のようでいて、書を学ぶ人には足りない部分かも。


故 松本芳翠 


故 谷村憙齋「氷心霜情」

楷書の細字、隷書、行草と色々な作品を鑑賞。
    

石川先生は連続して中国へ行かれ、少々お疲れのご様子だったので
「年内少しごゆっくりなされては・・」
「いやいやそうもできなくてね」

書家は年齢を重ねるごとに、益々お元気な方が多いのはなんでだろう・・
私なぞ既に全くのへたれなのに。。

会場を後にし、東京セントラル美術館で11日まで開催中の書道芸術院秋季展へ。
正直・・いわゆる書展らしい作品がずらり。
書で感動を与えるということの挑戦は果てしないなぁ・・とつくづく。

せっかくだから・・と階上の杜の会展へ。独特のやわらかい空気漂う展覧会で。
入ってすぐの作品、聖書のことばなのにどこか山頭火を思い出し。



写真を撮ってもいいですか?とお声をかけた受付の方が、ちょうど作家さんで。
受付のお三方は書家っぽくなくて(?)品のある文人のような素敵な方々で。
色々とお話も伺うことができてご縁に感謝。またお目にかかれたらなぁって


コメント (2)
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