心の免疫力~書とことばから

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求めて~ by 沙於里

爪切って指が十本ある

2009-10-28 | 山頭火・放哉・良寛
                          (はがき)

放哉の句 「爪切って指が十本ある」
昨日の絵手紙教室でのお題のひとつ。

去年ウナックサロンで拝見したこの句、教室では皆さん手の爪を描いて来られて。



私はなんか・・考えもせずに足の爪を思い。
放哉も山頭火のように、放浪の人だったからかな。

「爪切って指が十本ある」

一人を生きていた放哉が、爪を切ったあと、
そっか・・指、十本あるんだなって、
ひとつ小さな息を吐きながら思ったときの、寂しさとか、
ちょっとした後悔、郷愁、あるいはふっと肩の力が抜けるような
朴で無垢にして妙なる思いを、しみじみと感じるなり 

この句を読みながら、そっか・・
やっぱり私も生かされてるんだ・・

でも、生かされてるのはなんで?って思う日もある。

そんな日は、山頭火や放哉の句を読むと
生かされてるのには理由はない、
只在、ただある、ただそれだけって思えてくるんだな 






コメント (4)
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