心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

無邪気と思無邪

2009-11-12 | 禅語・般若心経
                            (半紙)

先日の書道教室で、好恵さんらしいことばを探して書いてみる。

「思無邪」 思いに邪(よこしま)無し。 邪心がなく純粋なこと、の意。


何となくここんとこ、職場のロッカーを整理していて出てきた
灰谷健次郎 の  を読んでいる。

ドラマ化された「兎の眼」「太陽の子」以来、灰谷さんのファンになった母が
よく読んでいた。

その中の一節。
『笑ってもいないのに、いつも笑みをたたえている人がいる。
顔を見るだけでおじぎをしたくなるような人が稀にいる。』

「無邪気」というのは、思いのままに行動するという能動的なものだとしたら
「思無邪」とは、黙って受け入れるという、受動的なものなのかな、とふと。

その懐の深さは、どこから来るのか・・。

そんな人に会えたら。
そんな人に会えたら泣いてしまうかもしれない。

そんな人に会えたら
も少し優しくなれるかもしれない 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする