MISIAのネタバレ我慢の一環として(?)、またもや埼玉県立近代美術館(MOMAS)に行って、もう一回「小村雪岱とその時代」を観てきました。(前回の訪問記はこちらとこちら)
この辺、交通費だけで、それも往復300円で行ける気軽さです。
この展覧会のチラシに使われているのは、こちらの「雪兎」。
妙な形ですが、これは団扇(うちわ)用の図柄だからです。
今日の浦和界隈は、むちゃくちゃ寒くて、みぞれと雨の中間のようなものが降っていました。
今、雪が積もると、ほとんどの子どもたちは雪だるまを作るものですが、昔は雪兎を作るのが普通だったのでしょうか?
というのも、自宅の洗面所に吊しているカレンダーの今月の図柄がこれ。
考えてみれば、ダルマさんは「赤」が普通で、それを雪で作るのは無理がある。一方、ウサギは雪で作ると良く似合います。ナンテンの実を目に使えばなかなかなものになりそうです。
私が正月に実家で作ったシロモノ(今年1月1日の「大晦日から天候は大荒れ」でご紹介)なんぞただのガラクタです。
すみませんねぇ、傑作の中にこんなのを混ぜちゃって…
さて、会期末が明日に迫った「小村雪岱とその時代」を、前回以上にじっくりと堪能してきました。
どこれもこれも素敵な作品の連発でしたけれど、知名度や馴染み度と伝わり度とのギャップが大きかったのは、やはり「喧嘩鳶」のポスターでした。いいですよぉ、この作品 木版復刻してもらえないものでしょうか
それにしても、何度観ても良いです、雪岱さん…。今回の出展作品の少なからぬ作品がMOMASの所蔵品ですので、また常設展(MOMASコレクション)で拝見することを楽しみにしています。
ところで、MOMASの自慢の一つに「椅子」があります。
どれも、鑑賞用であるだけでなく、実際に座ることができます。
今日は、「マリリン」(くちびるの形のソファ)の写真を撮ろうと、3階まで上ってみました。
ところが、おばさま2人が「マリリン」に座って談笑中…。
しばらく様子をみたものの、談笑が終了する気配はありません。
仕方なく、隠し撮りしてしまいました。
う~~ん、かなり不満の残るっつうか、満足感皆無に近い1枚です
それにしても、マリリンとおばさま2人って、かなりシュールなシチュエーションだ…
マリリンの写真は今後の課題です。
MOMASのミュージアムショップでは、マリリンも含めて、椅子のミニチュアが売られています。ところが、気軽に買える値段ではありません。高さ15~20cmくらいのミニチュアが1万円以上もします。
人によっては、ミニチュアを見本だと思って、表示された値段は本物の椅子のものだと勘違いするかもしれません。「あら、安いわねぇ」なんてね。
でも、いつかミニチュアを買ってしまいそうで怖い…。
さて、そろそろ新横浜に出撃する支度を始めようかな。