ハチ公の銅像といえば、もちろんJR渋谷駅前(マイナーどころではJR大館駅前)[リンク先のWikiには「秋田市大館市」と書かれていますなぁ
]ですが、数週間前からJR上野駅の駅ナカにあるCDショップ前にも…。

Hachiクン
です。実物大くらいの大型のぬいぐるみ
ちゃんと(?)、リードで繋がれています(誘拐防止でしょうな)。
こちらの宣伝用です。お仕事が終わったら、Hachiクンはどうなるのでしょうか? 興味津々です(おそらく、いろんな人にナデナデされて汚れてしまってるでしょうけれど…)。
ちなみに、本物のハチ公も上野の住人なんですよ。
剥製になって、国立科学博物館(下の写真は、このブログで約1年ぶり、「東京都心を真上から見てみると」以来の登場
)に住んでいます。
この飛行機の格好をした「日本館」の常設展でご対面できるはずですので、上野へお出かけの際には、是非

さて、私は20日(土)、国立科学博物館の隣りにある国立東京博物館(東博)で「国宝 土偶展」を堪能してきたわけですが、21日のブログ「縄文パワーを浴びる」でも書きましたように、平常展も観てきました(ただし本館1階のみ)。
その中から、面白かった展示をご紹介しましょう。
まず、東博では季節のお楽しみ(らしいですけれど、私が拝見するのは初めて)、「特集陳列 おひなさまと人形」です。

なんでしょ、この精緻華麗なお膳

脇役のはずのお人形さんたちも凄い凄い
と、なんじゃ、あれ? と思ったのが、内裏雛の両側に置かれている妙なモノ…。
写真をアップ
してみますと(ピンぼけ、ゴメン
)、

犬
っぽく見えますが、な~んともやる気のない表情
です。
帰宅してから出品目録を見ますと、どうやら「犬筥」というものらしい…。
さらに調べますと、「犬筥(いぬばこ)」「お伽犬(おとぎいぬ)」というものだそうで、昔は雛飾りにつきものだったらしいです(現在ではとんとお目にかかれませんねぇ)。
リンク先の解説を読むと、小物入れでもあり、女の子の守り神でもあり、雛飾りの一部でもあり…。
ここで飾られていたのが「犬筥」「お伽犬」そのものなのか、はたまた、雛飾り用のミニチュアなのか良く判りません。ただ、一緒に展示されていた漆塗りの超高級「おままごと」セット
と比べて、かなりくたびれた様相でしたので、普段は小物入れとして使われていたモノをそのまま雛飾りでも一緒に並べていたような感じがします。
勉強になりました。

もう一つ。刀剣コーナーで見かけたこちらにも注目しました。

一つの大きさが2cmほどの小さな金具(?) 2組。上段が馬に乗った恵比寿と大黒天、下段が竹と梅です。
これは何かといいますと、「目貫(めぬき)」という装飾品で、刀の刃の根元に当たる茎(なかご)と柄(つか)を固定する釘の頭を飾る(本来は釘そのもの)ものです。
詳しくはこちらのサイトのこちらをご参照いただくとしまして、鮫皮で覆われた柄(つか)とその上に捲かれた紐の間で見え隠れしているものですが、そんなところにこれだけ凝るなんて…です。
現代のアクセサリーでは、カフリンクみたいな存在でしょうか?

東博の平常展は、いつ行っても毎度違うものが観られるので、やみつきになってしまいます。
東博では、きょうから企画展「長谷川等伯展」が始まります。
これにも行ってしまいそう…。
って、買っちゃいました、前売券…。ぎゃはっ
