行ってきました、「国宝 土偶展」
東博の平常展の観覧料は600円。せこい計算をすれば、この「国宝 土偶展」(800円也)のチケット
で平常展も観覧できますので、平常展観覧料にたった+200円で「国宝 土偶展」を鑑賞できることになります
。
なんて、さほど高くないテンションで向かった東博でしたが、予想外に観客が集まっていました。
12:00現在、入場制限を実施中で、入場待ち20分
さて、どうしようか? 先に平常展を観てくる? でも、入場待ちの行列が短くなる保証はないし、逆に東博のHPによれば、
午後(特に14時~15時30分)は混雑が予想されます。午前中のご来場をお勧めいたします。
だそうで、状況は悪化こそすれ好転する可能性はなさそうですので、結局、入場待ちの列に並びました。
そして、入場。最初に陳列されていたのが、コレ。
長野県茅野市で出土した「仮面土偶」デス。縄文後期、紀元前2000~1000年のモノ。
初めっからやられました…。
「星空のライヴV Just Ballade MISIA with 星空のオーケストラ2010 in Yokohama」のオープニングの曲が「銀河」だった時に受けた衝撃(こちらに書きました)と似た感覚かも…。
初球がど真ん中に剛速球みたいな…(ご理解いただけますでしょうか?)。
高さ34cmと、結構デカイしかも、周りをぐるりと廻って観ると(これがこの展覧会の良いところ)、メタボ系のお腹から更に突き出したデベソがかわいいし、大きなお尻とか、こんもりした両脚とか、全身に施されたグリングリン
の文様とか、そして、仮面のデザインがお茶目だし…と、すっかり気に入りました、この土偶
とてつもなく斬新なデザインの「立像土偶」とか、超豊満なボディにちらされた雲母がキラキラしている(叶姉妹か
)「縄文のビーナス」とか、お馴染みの「遮光器土偶」とか、土偶以外でも、右に載せた「動物型土製品」(いいっ
)とか…。
こんなEnergyとImaginationにあふれたモノが、5000~2500年以上も前に、この日本(東日本)で創られていたことに感動です
東博の本館の展示室一室で開催されているこぢんまりとした企画展ですが、内容は濃かったぁ~。
あまりにもヨカッタので、図録とグッズを購入してしまいました。
グッズは「遮光器土偶」のピンバッジ(600円)と、 「仮面土偶」のミニチュア(892円)です。
いやはや、楽しかったデス、ホント。
「国宝 土偶展」は、本日(2月21日)限りです。興味を持たれた方はお急ぎください
平常展も東博本館1階だけ観てきました。こちらでも面白いものを観ましたので、こちらはまた後日ということで…。