日刊ゲンダイgendai.netの記事(http://gendai.net/articles/view/syakai/135228)。
検察や自民党、民主党の主流派、マスコミは、どう〝落とし前〟をつけるつもりだろうか? 平野貞夫氏によると、自民党議員ジャン!! この報道を受け、なぜマスコミは大騒ぎしないのか? 不可解である。
================================================================================
【http://gendai.net/articles/view/syakai/135228】
一体、何だったのか 水谷建設からの裏金1億円
2012年2月20日掲載
全部デッチ上げだった検察捜査
<ゼネコン聴取メモには「別の政治家」の名前…>
検察調書の全面却下で「無罪」が確実となった小沢裁判。審議を重ねるごとに検察の違法デタラメ捜査が、これでもかと噴出しているが、こうなると、いよいよ不可解なのが水谷建設からの「裏金1億円」疑惑だ。
検察は「小沢サイドがゼネコン業界に“天の声”を発し、水谷建設から計1億円の裏金をもらった」「このカネが土地購入資金4億円の原資になった」と勝手にストーリーを描き、大マスコミはその筋書きに乗っかって「小沢=悪」のバッシング報道を繰り返した。
ところが、その後の小沢裁判でハッキリしたのは、小沢サイドに“裏金”はビタ一文渡っていなかったということだ。
「小沢裁判に証人として出廷した前田恒彦・元検事は、
『ゼネコン献金は検察の夢物語、妄想』と断言し、
検察がゼネコン関係者を取り調べた捜査メモが検察審査会に
渡されていない事実を暴露した。そこで、小沢弁護団が検察官役の
指定弁護士に捜査メモを開示請求したが、指定弁護士側はこれを拒否。
裁判所も東京地検に照会したが、こちらも拒否している。
検察は何が何でも、ゼネコン捜査メモをヒタ隠しにしたいようです」
(司法ジャーナリスト)
70通あるとされる「捜査メモ」には何が書かれていたのか。元参院議員の平野貞夫氏が、メルマガ(20日発行)で、特捜部関係者の話として驚くべき事実をぶちまけている。
〈約50社、100人を超えるゼネコン社員を絞り上げたようだ。
水谷建設を除く全社が小沢氏への裏金を否定した〉
〈ゼネコン約50社の捜査資料には、
他の政治家への裏金提供が結構記されていた〉
〈この捜査資料を小沢氏の公判に提出することについて、
検察側では最高検を巻き込んで大議論となっていた。
結局、指定弁護士に渡してあるからその判断に任せればよいと、
検察は判断しないことになった〉
要するに、ゼネコンからの裏献金疑惑は、最初から全部デッチ上げだったわけだ。問題の水谷建設からの1億円についても、特捜の現場では真に受ける人はいなかったという。1億円は小沢ではなくオンナに渡った、という話もあるそうだ。
そもそも、日本中のゼネコンが渡していないのに、水谷建設だけが1億円も渡すなんて、どう考えてもおかしい。それなのに、東京地裁の“ミスター推認”こと登石郁朗裁判長は、検察の妄想ストーリーを丸のみ。「天の声はあった」「裏金は渡っていた」と推論し、「明るみに出る可能性があるために隠蔽した」と元秘書3人に“推定有罪”を言い渡したのだからメチャクチャだ。
実際、メモには何が書かれていたのか。平野氏のメルマガに出てくる「他の政治家」とは、なんと、自民党議員のことだという。こっちの方こそ追及が必要じゃないか。無実の人間に罪をかぶせた検察とメディアは、疑惑を明らかにする責任がある。
================================================================================