東京新聞の記事(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013062802000132.html)。
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※勝手ながら、東京新聞の同記事中の図面をコピペさせていただきました。
すいません。クリックすると大きくなります。
2010年2月6日のブログ:
『●有益どころか「危険・損・無意味」・・・最悪』
「京都大学 原子炉実験所の小出裕章先生に言わせれば
「「技術的には危険、経済的には損、資源的には
何の意味もない」プルサーマルです」
関電は大飯原発を再稼働し、いまだに再稼働を続けているだけでも犯罪的なのに、高浜原発の再稼働までするつもりらしい。しかも、MOX燃料によるプルサーマルである。小出さん曰く、「危険・損・無意味」な発電である。とっくに破綻している核燃料サイクル。使用済み燃料プールももうすぐ満タンになるというののに・・・・・・。もう言い飽きたが、本当に「恥ずかしい」。「原子力規制庁による輸入燃料体検査」「地元の理解を得ながら」「経済産業省が地元同意を促すため交付金制度を整備」ってどういうことだ?
『●使用済み核燃料プールが満杯になったらどうするの??』
『●嘘吐きと本音』
『●プルサーマルの無意味さ再び: 核燃サイクルという幻想の破綻』
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013062802000132.html】
核燃サイクル 矛盾抱え MOX発注20体 全て搬入
2013年6月28日 朝刊
関西電力は二十七日、フランスから海上輸送された高浜原発3号機(福井県高浜町)のプルサーマル発電用のプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料は、仏アレバ社に製造を発注した二十体全てと発表した。同日夕までに輸送船から施設内に運び終えた。東京電力福島第一原発事故後、日本へのMOX燃料輸送は初めて。
関電によると、MOX燃料を積んだ輸送船「パシフィック・イーグレット」は二十七日午前七時すぎ、高浜原発の専用岸壁に接岸。燃料の入った輸送容器三基は大型クレーンでトレーラーに積まれ、県などによる放射線検査後、原発施設内に搬入された。今後、輸送容器から取り出して、ピットと呼ばれる水を張った施設に移し、原子力規制庁による輸入燃料体検査を受ける予定。
関電は二十七日午後の記者会見であらためて、MOX燃料の使用時期は未定とする一方、「地元の理解を得ながらプルサーマルを進めたい」と述べた。
◆もんじゅ停止で「つなぎ役」一転
原発で使い終わった燃料からプルトニウムを取り出し再び燃料として使用する核燃料サイクルで、プルサーマルは本命とされた高速増殖炉が実用化するまでの「つなぎ役」と考えられていた。一九九五年の原型炉もんじゅの事故をきっかけに一転、「主役」に仕立て上げられたが、計画は大幅に遅れ、今も先行きは不透明だ。
九九年の高浜原発用MOX燃料の検査データ捏造(ねつぞう)、二〇〇二年の東京電力の原発トラブル隠し、〇四年の関電美浜原発死傷事故などの影響で当初の予定から遅れたが、〇九年に九州電力玄海原発3号機で初の本格的なプルサーマルが始まった。
経済産業省が地元同意を促すため交付金制度を整備したことも追い風となり、四国電力伊方原発3号機や東京電力福島第一原発3号機などでも実施したものの、一一年の福島第一原発事故で計画がストップした。MOX燃料は通常のウラン燃料と比べて制御棒の効果が若干落ちるほか、燃料が溶ける温度がやや低いという安全上の問題も指摘されている。
国や電力業界はプルサーマルの意義を「ウランの有効活用」と強調する。だが高速増殖炉ではウランの利用効率が百倍以上になるとされるのに対し、プルサーマルでは一~二割節約できるだけだ。
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