東京新聞の記事【首相強弁「汚染水問題ない」 IOC委員質問に回答 実際は外洋漏えいも】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013090802000137.html)。
世界に向けて「汚染水漏えい問題はない」と言い切ってしまったょ・・・・・・。無責任自民党の本領発揮である。
安倍晋三首相は「汚染水の影響は、福島第一原発の港湾内の〇・三平方キロメートルの範囲内で完全にブロックされている」と断言し、福島第一原発事故について「状況はコントロールされている」、さらに、近海のモニタリングの結果、「数値は最大でも世界保健機関(WHO)の水質ガイドラインの五百分の一」とアピールしたそうだ。この三つの発言、一体どんな根拠があるのだろうか? 例えば、最後の発言、近海の魚介類の体内での濃縮について、どんなデータを持ち、どんな認識を持っているのか? 加えて、「健康問題については、これまでも今も将来もまったく問題ないことを約束」した。
『●「もはや犯罪というしかない」 ~東京電力汚染水流出大事故と再稼働・輸出という犯罪~』
『●放射能汚染で「太平洋は終わり」との声が出るほどの重大事故だというのに、この国は・・・・・・』
『●「汚染水ダダ漏れは東電のケチが原因」とはどういうことなのか?』
『●原発への「日本の回帰「理解できぬ」」』
『●再稼働・輸出問題に続いて、東京電力原発人災下の五輪招致騒動: 「あろうことか」、の連続』
『●五輪誘致に浮かれ、原発再稼働・輸出を目指して廃炉に向かえない恥ずかしい我国』
ネズミ・タコ・イタチに次いで、米マスコミから「モグラ叩き」と懸念が示されたが、汚染水の漏出について、東電が対策費を「ケチ」った凍結方式に拘るのだろうか? 効果は低いという噂だが・・・。
『●「危機感が伝わらない」: 東京電力原発人災後の漏水問題』
『●所詮机上の空論、原発など動かさないことが最良の道』
『●ネズミ騒動、それともタコの足か? 原発の想定不適当事故!?』
『●東京電力原発人災処理、計画性もヘッタクレもなく』
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013090802000137.html】
首相強弁「汚染水問題ない」 IOC委員質問に回答 実際は外洋漏えいも
2013年9月8日 朝刊
二〇二〇年夏季五輪の開催都市を決めるIOC総会で、安倍晋三首相は東京電力福島第一原発の汚染水漏えい問題について、「まったく問題はない。汚染水の影響は、港湾内で完全にブロックされている」と強調した。
安倍首相はプレゼンテーションで「東京は世界で最も安全な都市の一つ」とアピール。福島第一原発事故について「状況はコントロールされている。東京にダメージを与えることは許さない」とした。この発言に対し、IOC委員が質疑応答で、東京に影響がない根拠を尋ねた。
首相は「汚染水の影響は、福島第一原発の港湾内の〇・三平方キロメートルの範囲内で完全にブロックされている」と断言。近海のモニタリングの結果、「数値は最大でも世界保健機関(WHO)の水質ガイドラインの五百分の一。日本の食品や水の安全基準は世界で最も厳しい基準だ」とアピールした。
だが、福島第一原発では毎日汚染水を含む大量の地下水が漏えいしている。先月には地上タンクから約三百トンの処理水が漏出。外洋につながる排水溝に沿って、処理水と同じ特徴を示す高濃度の放射性ストロンチウムなどを含む水が確認され、外洋に漏れた可能性が極めて高い。港湾内の水についても、東電は、外洋と完全にブロックされた状態ではなく、水が行き来していると説明している。
首相は「日本のどの地域でもこの基準(食品や水の安全基準)の百分の一であり、健康問題については、これまでも今も将来もまったく問題ないことを約束する」とし「抜本解決に向けたプログラムを私が責任をもって決定し、すでに着手している」と強調した。
プレゼンテーションを終えた安倍首相は、報道陣に「汚染水については完全にブロックされていると伝わったと思う。(汚染水問題は)数日前から私の口からはっきり伝えようと思った」と話した。
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