asahi.comの二つの記事、【引責の前九電社長、子会社に「天下り」】(http://www.asahi.com/shimen/articles/SEB201306190067.html?ref=reca)と【(もんじゅ君のエネルギーさんぽ)九電社長さんが天下り】(http://www.asahi.com/culture/update/0620/TKY201306200446.html?ref=reca)。
電力会社の「やらせ」や「仕込み」なんてテンコ盛りでしょう。その典型が九電の「やらせメール事件」。郷原信郎さんらの第三者委員会の追及を無視し、佐賀県知事を「守り抜いた」、その当時の社長はいまどうしているのでしょうか?、・・・・・・というと、もんじゅ君が言うように「九電さんでは「やらせメール事件」があったから、去年の3月に社長さんが辞任しているの。あのときは会社ぐるみの不祥事だということでずいぶんと騒ぎになって、責任をとってやめたはずなのに、その元・社長さんがこのたび子会社の会長職に就くことが決まったんだって」。
『●カマトト「九電原発再開賛成やらせメール事件」』
『●原発安全神話の「結果」と「未来」』
『●ババをつかまされた!?』
『●再稼働が前提』
『●〝不都合な真実〟派に原発規制ができるのか?』
『●第二の突破口が抉じ開けられる: 北海道電力泊原発3号炉という既成事実』
『●その前にお願いすべきことがある』
『●「北海道出身者として恥ずかしい」』
『●玄海原発プルサーマル賛成派質問者8人中7人が仕込みだった!』
『●九州電力指定の第三者委員会の報告を否定して、自社の立場を危うく?』
『●なめられたものだし、だらしのないマスコミ報道陣』
『●原発推進やらせ・仕込み: 誤誘導した事実をひっくり返す訳でもなし』
『●いまさらながら「倫理」がキーワード?(2/2)』
『●いまさらながら「倫理」がキーワード?(1/2)』
『●節電要請で脅して原発再開へと誤誘導』
『●こうしてどんどんと原発廃止・脱原発の外堀が埋められていく』
『●所詮、社内(原子力ムラ村内)での配置転換』
『●原発人災・消費税増税・TPPは茶番、やらせ、「八百長」』
『●東京新聞コラム『筆洗』: 野田政権は沈みゆく泥船』
『●電気は必要ないので、原発再稼働しなくて良いという論理的帰結』
『●大飯原発再稼働の恐〝負〟の連鎖: 40年間も動かした美浜原発2号炉をさらに10年稼働延長』
『●「馬」や「鹿」の耳にどうすれば大飯原発再稼働反対の「声」は届くのか?』
『●なんだ、結局、やらせ「将来原発比率意見聴取会」じゃないのか? まさに茶番劇』
『●原発意見聴取会: 広告代理店に丸投げ』
『●なんだ、結局、やらせ「将来原発比率意見聴取会」じゃないのか? まさに茶番劇』
『●原発・原子力ムラに関わる組織ぐるみ選挙の一端』
『●「原発が再稼働すれば何てことない」・・・恥ずかしい』
================================================================================
【http://www.asahi.com/shimen/articles/SEB201306190067.html?ref=reca】
2013年6月20日
引責の前九電社長、子会社に「天下り」
九州電力の玄海原発(佐賀県玄海町)の再稼働をめぐる「やらせメール」問題で、昨年3月に社長を辞任した真部利応(としお)顧問(68)が、子会社の九州通信ネットワーク(QTNet、福岡市)の取締役会長に就くことがわかった。QTNetの株主総会が開かれる21日付。総会で定款を変更し、会長職を新設する。・・・・・・
================================================================================
================================================================================
【http://www.asahi.com/culture/update/0620/TKY201306200446.html?ref=reca】
2013年6月21日9時41分
(もんじゅ君のエネルギーさんぽ)九電社長さんが天下り
■ふくいち君で地下水の汚染
こんにちは。もんじゅ君です。
今週は、ふくいち君(福島第一原発)の地下水から、基準値をこえた放射性ストロンチウム、トリチウムがみつかってしまったの。
東電さんによると「海の放射性物質の濃度には、とくに変化はない」。だけど、海にちかい観測用の井戸からみつかったということは、その水が海に漏れだしていてもおかしくないんじゃないかな……って心配になるよね。
■辞任した九電の社長さんが天下り
さて今週は、九州電力さんのニュース。
九電さんでは「やらせメール事件」があったから、去年の3月に社長さんが辞任しているの。あのときは会社ぐるみの不祥事だということでずいぶんと騒ぎになって、責任をとってやめたはずなのに、その元・社長さんがこのたび子会社の会長職に就くことが決まったんだって。
しかも、これまで子会社にはなかったポストだから、あたらしく元社長さんのためにつくってあげるみたいなんだよ。ふしぎだね。
■やらせメール事件って?
すこしまえの話だから「あれっ、やらせメール事件ってなんだっけ?」っていう人もいるかもしれないね。おさらいしておこうか。
2011年6月、ふくいち君の事故が起きてまだまもないころ、玄海原発くんの再稼働について地元の佐賀県内でテレビ説明会がひらかれたんだ。
それはおもてむきには「専門家のほかにも、いろんな立場のふつうの人たちも参加している。みんなからの意見もメールやファクスでうけつける」という、バランスのとれた会のはずだったの。
■「再稼働に賛成」と送るように指示
だけどじっさいには、九州電力さんが事前に関係会社の社員たちにむけて「再稼働に賛成だっていう意見をもりあげよう。みんな、番組にメールしてね」とやらせを指示していたことがわかったんだ。
電力会社が県民向けの説明会でズルをしていた……、それだけでも大問題なのに、やらせメールがバレて第三者委員会の調査が入ったあとでも、九州電力さんは「その調査結果はちがうんだ」と主張するなど、どうもあまり反省していなさそうだったの。
■辞任後も高額の報酬を得ていた社長さん
それでも問題はくすぶりつづけて、2012年3月に社長さんは辞任したのね。だけどそのあとも九電さんの顧問として報酬(相談役の2人とあわせて8900万円という金額)をもらっていたし、これからは子会社の会長さんに就任するんだって。
そういうのをきくと、ほんとに反省しているのかな?ってなんだか心が寒々しちゃう。
原発って、賛成・反対にかかわらず、まわりに暮らす人たちにつよい不安を与えるもの。そんな重要なものについての説明会でズルをしたら、そのほかの物事の決め方や情報の出し方まですべて疑われかねないでしょ。だから電力会社さんには、よのなかから自分たちがどんなふうに思われているのか、きちんとおのれをみつめてほしいなって思いますだよ。
================================================================================