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●平和という「山」を動かしてはいけない: 土井たか子さん、亡くなる

2014年10月06日 00時00分22秒 | Weblog


東京新聞のコラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2014092902000118.html)。

 土井たか子さんが亡くなられました。ご冥福をお祈りいたします。

 「<山の動く日来る。/かく云へども人われを信ぜじ><すべて眠りし女今ぞ目覚めて動くなる>・・・・・・土井たか子さんが亡くなった・・・・・・土井さんも戦争で「きれいだったとき」を奪われた。平和という山だけは動かしてはならぬ。「平和憲法と結婚した」と言ってのけた人の願いであろう」。

 改めて、アベ様らに壊憲させてはいけない、と思います。平和という「山」を動かしてはいけない

    『●東京新聞の心に沁みた記事【園長から平和の伝言 保育者の思い】
    『●いろんな意味で疲れます・・・
          住民基本台帳活用とアイドルによる「番宣」で「果てしない夢」へGO!
    『●「広島に続いて長崎でも、
        被災地の思いに応えることはなかった」「心や魂」無きアベ様
    『●「最高の責任者」アベ様のオツムの中身
    『●「戦争できる国へ」という信念を貫くアベ様の辞書には
                     「不戦の誓い」などという言葉は無い
 

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2014092902000118.html

【コラム】
筆洗
2014年9月29日

 <山の動く日来(きた)る。/かく云(い)へども人われを信ぜじ><すべて眠りし女(をなご)今ぞ目覚めて動くなる>▼昨日に続いて、山の話を書かざるを得ない。「魔の山」となった、御嶽山ではなく、別の山。途方もない夢や願いをなかなか動かぬ「山」と見て、それに挑み続けた女性のことである。女性初の衆院議長を務め社会党の委員長だった土井たか子さんが亡くなった▼冒頭の詩は与謝野晶子の「そぞろごと」の一部である。一九一一(明治四十四)年、日本初の女性文芸誌「青鞜」の創刊号巻頭に掲載された▼百三年前である。当時、女性の地位は低く、選挙権はもちろん、集会の自由さえ認められていない。詩が訴えたのは、押し黙る女性たちの目覚めだった。<その昔に於(おい)て/山は皆火に燃えて動きしものを>▼八九年の参院選で社会党大勝を導き、自民党の過半数割れを実現した。その時「山が動いた」は晶子の詩が念頭にある。あの参院選では、土井ブームで大勢の女性が当選した。動かしたのは自民党という巨大な山と、女性の地位向上というもう一つの山だった▼土井さんは、茨木のり子さんの詩「わたしが一番きれいだったとき」を愛していた。茨木さんと同じ世代の土井さんも戦争で「きれいだったとき」を奪われた。平和という山だけは動かしてはならぬ。「平和憲法と結婚した」と言ってのけた人の願いであろう
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コメント
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