asahi.comの諏訪和仁記者による記事【怒る関経連「なぜ一地裁の裁判官が」 高浜原発差し止め」(http://www.asahi.com/articles/ASJ3K514KJ3KPLFA00D.html?iref=comtop_6_03)。
東京新聞の記事【高浜異議審 1年以内に判断か 裁判長「仮処分」と交代せず】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201603/CK2016031802000140.html)。
オリジナルのnikkan-gendaiの記事【高浜原発差し止めはヌカ喜び 日本の司法と政治はグルである】(2016年3月11日、http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/177093)について、禁じ手として、関係各所には大変に申し訳ないのだけれども、ブログ『しあわせの青い鳥』(http://blogs.yahoo.co.jp/kotyannomama/18326291.html)様から孫引き。
最後に、『LITERA 本と雑誌の知を再発見』(http://lite-ra.com/)の記事【裁判所は原発ムラの代理人だ! 高浜原発再稼働のために最高裁が“選り抜き裁判官”を福井地裁に送り込んでいた】(http://lite-ra.com/2016/03/post-2066.html)。
《関西経済連合会の森詳介会長(関電会長)や角和夫副会長(阪急電鉄会長)…「値下げができなくなったことが関西経済に与える影響は小さくないと考えており、一日も早く不当な決定を取り消していただかなければならない」》。
「地元」市民の「命」より「経済性、経済神話」…アタマオカシイノデハ? 関西電力をはじめとした関西経済界は腐っている。最初の記事の彼らの醜い言い分を、是非、ご覧ください。
『●東電原発人災避難者をコケにしていないか?
……「経済神話の否定」「環境神話の否定」を否定する愚かさ』
『●関西電力の「原発再稼働」への言い訳にさせてはいけない』
「原発の稼働が発電コストの低減になるという関電側の主張も退ける。
極めて多数の人々の生存そのものにかかわる権利と、電気代が
高い低いの問題とを並べて論じること自体、許されないと、怒りさえ
にじませているようだ。経済神話の否定である」
「大飯再稼働、差し止め命じる 生存と電気代、同列許さず」
「また、生存権と電気代のコストを並べて論じること自体が「法的には
許されない」ことで、原発事故で豊かな国土と国民生活が取り戻せなく
なることが「国富の喪失」だと指摘。福島事故は「わが国が始まって
以来、最大の環境汚染」であり、環境問題を原発推進の根拠とする
主張を「甚だしい筋違い」と断じた」
「「極めて多数の人の生存そのものに関わる権利と電気代の高い低いの
問題とを並べた議論の当否を判断すること自体、法的には許されない」
として、経済活動よりも生存に関わる人格権を優先した」
《電気の安定供給に不安が出てくるのではないか》…だって? 責められるべきは、関西経済連合会会長の出身母体の関電だ。この5年間、一体何をやっていたのか? 「核発電しか唱えない、値上げ脅迫するしか能の無い」無能すぎる関電。無策な関電。
『●関西電力八木誠社長のあの高浜原発:
「プルサーマル原発」に続き「寿命原発」を動かしたいそうです』
『●「値上げ脅迫」: 無策の関西電力・・・
東京電力原発人災以降、一体何をやってきたのか?』
『●核発電信者・値上げ脅迫の関電
「再稼働差し止めの仮処分決定」執行停止申し立て・・・福井地裁が却下』
《大津地裁の仮処分決定に対し、関電が申し立てた異議と執行停止の審理は、決定を出したのと同じ山本善彦裁判長が担当することが決まった…高浜3、4号機をめぐっては、昨年四月に福井地裁が運転差し止めを命じた仮処分を昨年十二月、同地裁が取り消している。この際は、合議体の裁判官が三人とも交代し、決定も理由も正反対の内容となった》
『●福井地裁判決「高浜原発3、4号機の再稼働を認めない決定」
…で、再稼働できない」はずなのに?』
『●東京電力原発「人災」は未解決なのに、
川内原発を再稼働しようという愚行』
『●西川一誠福井県知事が再稼働同意…
福井地裁判決「高浜原発3、4号機の再稼働を認めない決定」なのに?』
『●「地元」や核発電「麻薬」患者の知事にコケにされる福井地裁
……福井地裁はヒヨらずに異議却下を』
『●東電原発人災避難者をコケにしていないか?……
「経済神話の否定」「環境神話の否定」を否定する愚かさ』
山本善彦裁判長が再び担当することになり、一安心ではある。
『●大津地裁山本善彦裁判長、
高浜原発3、4号機の運転を差し止める仮処分決定!』
『●東電核発電人災から5年: 「今や世界の笑い者…
政権批判をいとわないキャスターの首を差し出した」』
『●3.11東電人災の5年、王様・アベ様からして
核発電「麻薬」中毒患者という哀しい国ニッッポン』
『●金沢地裁・井戸謙一元裁判長「「原子炉を運転してはならない」。
自ら発した声に法廷はどよめいていた」』
『●「効率より安全、経済より命」: 井戸謙一元裁判長、
樋口英明・山本善彦裁判長の声は班目春樹氏には…?』
『●歴史的役割踏まえた原発に頼らない国へ:
「人の命と安全は経済性に優先する」=「人格権の尊重・倫理」』
しかしながら、最後のリテラの記事を見ると……福井地裁の(当時)樋口英明裁判長による「大飯原発についての画期的な判決」や「高浜原発停止の仮処分」が取り消された背景が分かる。正直言って、すごくショックだ。《政府の意向》に従い、《各裁判所の人事権を握る最高裁の意向が反映》されていた。《政府と原子力ムラと裁判所の間には明らかな“癒着”がある》。ニッポンの司法は、残念ながら、最高裁という幹から腐っている…。福井地裁に、既に、3人の「ひらめ」「ヒラメ」が送り込まれていたことが、ショックだ。
《林裁判長と一緒に高浜原発再稼働を認めた左右陪席の2人の裁判官、中村修輔裁判官と山口敦士裁判官もまた最高裁判所事務局での勤務経験があるエリート裁判官だった》…。
『●節穴どころか癒着とは・・・』
「最高裁判事が電力会社と癒着したこの結果が
FUKUSIMAという大惨事を引き起こしたのに、
ホウカムリしたままだ」
『●〝犬〟になれなかった裁判官』
『●再・小沢一郎氏陸山会事件: 採用された証拠は一つでオッケー!?』
『●『官僚とメディア』読了(3/3)』
「「・・・産経新聞・・・が最高裁と共催した裁判員制度の
タウンミーティングでサクラを動員・・・」(p.180)。保坂展人元議員
(p.182、203)。「次々と明らかになる最高裁のデタラメな契約実態に、
委員席からは驚きと失望のため息が漏れた。国民が「法の番人」
として信頼を寄せてきた最高裁のエリート裁判官たちの正体は、
こんなにもお粗末なものだったのか」(p.203)。
『●「絶望の裁判所」: 裁判所の頂点、最高裁からして・・・・・・』
『●真の司法改革とは?、そして「イヌのイヌのイヌのイヌ」』
『●「メルマガ事件」東京地裁判決、アベ様の「息吐く様に嘘つく」
典型例が無罪に、そして、はしゃぐメディア』
『●アベ様らは何が何でも辺野古破壊、「ヒラメ裁判官が、
よりによってこのタイミングで那覇支部長」に就任』
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【http://www.asahi.com/articles/ASJ3K514KJ3KPLFA00D.html?iref=comtop_6_03】
怒る関経連「なぜ一地裁の裁判官が」 高浜原発差し止め
諏訪和仁 2016年3月18日07時34分
関西電力の高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の運転を差し止めた大津地裁の仮処分決定を、関西経済連合会の森詳介会長(関電会長)や角和夫副会長(阪急電鉄会長)らが17日、批判した。
角副会長は17日、関経連の記者会見で「憤りを超えて怒りを覚えます」と切り出した。「なぜ一地裁の裁判官によって、(原発を活用する)国のエネルギー政策に支障をきたすことが起こるのか」と述べ、「こういうことができないよう、速やかな法改正をのぞむ」と訴えた。再稼働で電気料金が値下げされると、鉄道事業の電気代が年5億円安くなるとみていたという。
森会長も同じ会見で、「値下げができなくなったことが関西経済に与える影響は小さくないと考えており、一日も早く不当な決定を取り消していただかなければならない」と話した。
沖原隆宗副会長(三菱東京UFJ銀行特別顧問)も「理解できない」とし、佐藤広士副会長(神戸製鋼所会長)も「(大津地裁のように)裁判がいろんなところで次々に起こり、電気の安定供給に不安が出てくるのではないかと懸念している」と話した。(諏訪和仁)
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201603/CK2016031802000140.html】
高浜異議審 1年以内に判断か 裁判長「仮処分」と交代せず
2016年3月18日 朝刊
関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の運転差し止めを命じた大津地裁の仮処分決定に対し、関電が申し立てた異議と執行停止の審理は、決定を出したのと同じ山本善彦裁判長が担当することが決まった。地裁は十六日に住民側と関電の双方に通知した。
高浜3、4号機をめぐっては、昨年四月に福井地裁が運転差し止めを命じた仮処分を昨年十二月、同地裁が取り消している。この際は、合議体の裁判官が三人とも交代し、決定も理由も正反対の内容となった。
異議に対する審理では、法律上は同じ裁判官でも別の裁判官でも問題ない。
今回の大津地裁のケースでは、裁判長は同じだが、合議に加わる二人の裁判官のうち一人は交代。審理では、あらためて住民側と関電の主張を聞き、関電も弱点を補強して臨むと予想されるため、必ずしも仮処分の時と同じ判断が出るとは限らない。争点に大きな変更がなければ、判断は一年以内に出るとみられる。その間、再稼働はできない。
裁判官をどのように選んだかについては、大津地裁の広報担当者は「民事を担当する裁判官の判断。個別の案件について、お答えはできない」としている。
◆判断が変わることも
<元裁判官の瀬木比呂志・明治大法科大学院教授(民事訴訟法)の話> 仮処分の異議審は、不服申し立ての手続きという意味では、通常の訴訟の控訴審に近い部分もあるが、同じ裁判所でさらに審理し、もう一度判断するところが異なる。地方の裁判所では裁判官が少なく、同じ裁判官が担当することも多い。同じ裁判官なら、判断も同じになりやすいが、新しい証拠があれば、判断が変わることもありうる。
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※『●②福井地裁「高浜仮処分」取消の背景…《政府の意向》に従う《各裁判所の人事権を握る最高裁の意向が反映》』に続く。
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