![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/7b/f0ab8606cb873817a65e0929fb75af98.jpg)
[※東京都の新規感染者数 (東京新聞 2020年11月19日)↑](2020年12月09日[水])
日刊ゲンダイのコラム【斎藤貴男 二極化・格差社会の真相/アスリートには悪いが私は東京五輪がもはや憎い】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/282376)。
《ああ、すべては東京五輪のために。オリンピック精神のかけらもない、国威発揚と利権漁りの国策サーカスが、人間の生活にも生命にも優先されるのが、現在のこの国だ》。
『●斎藤貴男さん《もう二度と、コロナ禍を奇貨とした利権漁りはやめろ。
卑しい。で、次は一刻も早く東京五輪の中止を決めることだ》』
金(カネ)色の五つの輪の政治利用。「人類が新型ウイルスに打ち勝った証し」「コロナ克服五輪」どころか「コロナ拡散五輪」「ニッポン破壊五輪」。第3波のピークの見えないCOVID19禍の最中、すぐさま中止を決断すべきだというのに、この国は…。前回の同コラムでの斎藤貴男さんの主張 ――― 《もう二度と、コロナ禍を奇貨とした利権漁りはやめろ。卑しい。で、次は一刻も早く東京五輪の中止を決めることだ》…に大賛成。また、《会談ではスガ氏が、「人類がウイルスに打ち勝った証しとしての東京五輪」のバカの一つ覚え。「東日本大震災からの復興」うんぬんと心にもない付け足しはご愛嬌でも開催しても招かれるのは混乱だけである。“ウイルスにトチ狂った権力者が国威発揚を図って強行し、あわれ社会を破壊した大会”として、後世に語り継がれることになるのが関の山ではないのか》…とも。世界の笑い者どころか、鼻つまみ者。
『●東電核発電人災汚染水放流に反対…(筆洗)《取り除くべきは
放射性物質に加えて、地元の心配であり、悩みである。簡単には水に流せぬ》』
『●「原子力災害伝承館」《批判…口封じ》…《安倍政権では「被災地
切り捨て」政策がつづけられてきたが、それを菅政権も「継承」》』
《東京五輪の招致の際は「復興五輪」と連呼しながら、いつのまにか
その掛け声は「人類が新型ウイルスに打ち勝った証し」
「コロナ克服五輪」へとすり替わったように、菅首相も「現場主義に
徹して復興をさらに前に進める必要がある」と口にしながら、
予算大幅削減の方針からも被災地軽視の態度は明らかだ》
『●バッハ会長とニッポン人だけで金(カネ)色の五つの輪を「人類が
新型ウイルスに打ち勝った証し」「コロナ克服五輪」として開催?』
『●第2波が高止まりのまま、無謀なGoTo強行。そして、いま、第3波の
ほんの入り口かもしれない…懸念通りの感染拡大。市中感染拡大』
『●金子勝さん《無症状者のPCR検査をしない方針を変えず、東京五輪
開催と「GoToキャンペーン」に突き進む。感染再燃は当然の結果》』
『●斎藤貴男さん《もう二度と、コロナ禍を奇貨とした利権漁りはやめろ。
卑しい。で、次は一刻も早く東京五輪の中止を決めることだ》』
『●《政府や組織委はまだ五輪を開催する気満々》…《稀代の“嘘つき総理”》、
勲章貰ってご機嫌なアベ様はバッハ会長と何を約束したの?』
「《政府や組織委はまだ五輪を開催する気満々》…息吐く様にウソをつく
《稀代の“嘘つき総理”》、「老人のワッペン」勲章貰ってご機嫌な
アベ様はバッハ会長と何を約束? 《ようするに、「桜を見る会前夜祭」
問題と同様、安倍前首相の国民を欺く大ウソがまたまた明らかになった
わけだ》」
『●アベ様「ここ1、2週間が極めて重要な時期」、《自助》大好き政策
スカスカオジサン「この3週間が極めて重要な時期」…無為無策無能』
=====================================================
【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/282376】
斎藤貴男 ジャーナリスト
1958年生まれ。早大卒。イギリス・バーミンガム大学で修士号(国際学MA)取得。日本工業新聞、プレジデント、週刊文春の記者などを経てフリーに。「戦争経済大国」(河出書房新社)、「日本が壊れていく」(ちくま新書)、「『明治礼賛』の正体」(岩波ブックレット)など著書多数。
二極化・格差社会の真相
アスリートには悪いが私は東京五輪がもはや憎い
公開日:2020/12/09 06:00 更新日:2020/12/09 06:00
今だけ無料
(東京五輪開催に固執(政府与党連絡会議の菅首相)
/(C)共同通信社)
「バカじゃないの?」と、テレビに街頭インタビューを求められたら言ってやろうと身構えているのだが。誰も尋ねてくれないので書いておく。
前回と似たような話でスミマセン。でも、この間に報じられた、来年の東京五輪に関わる政府の“方針”とやらを見逃していられるほど、私はお人よしではないのだ。
日本経済新聞(2日付朝刊)によれば、五輪では外国人客を大々的に受け入れる。ビザと入場チケット、移動情報の記録を連動させたスマホアプリをインストールすれば、入国時2週間の待機は免除、移動も自由という。
これに先立ち、海外からの小規模ツアーを歓迎する検討に入ったと伝えたのは朝日新聞(6日付朝刊)。ここでは多少の制約も伴うそうだが、五輪とその後に向けた“実証実験”と位置づける由。
第3波の真っただ中。検査体制も医療体制もなお未整備のまま、自治体レベルでは自粛や時短の指示が乱発される一方で、これまた五輪につなげるGo To トラベル延長も既定路線だ(6月末まで)。
ああ、すべては東京五輪のために。オリンピック精神のかけらもない、国威発揚と利権漁りの国策サーカスが、人間の生活にも生命にも優先されるのが、現在のこの国だ。
そういえば、7月の都知事選でも、候補者のオンライン討論会で、小池百合子氏が、五輪強行の理由をこう語っていた。「2022年には中国が、北京が、冬季五輪を国を挙げてやってくる」。だから東京が先んじて、「コロナに打ち勝った証しを目指す」のだ、と。
こんな時でも中国敵視。バカじゃないの?
新型コロナワクチンの接種を無料とする改正予防接種法が成立した。海外からの五輪観戦客へのお・も・て・な・しとか言って、事実上の強制接種にされてしまう可能性を私は恐れる。健康被害には国が補償する由だが、一生を台無しにされかねないロシアンルーレットなど真っ平だ。
新型コロナを過剰に恐れる必要はないとは、私も思う。自粛警察やマスク警察の跳梁跋扈は許せぬし、予防ばかりにとらわれて精神を病んだら元も子もないではないか。
とはいえ、この政府のバカっぷりは異常に過ぎる。もはや政策に整合性があるとかないとかの次元ではない。生き延びよう。こんな政治の下で死に至らしめられる筋合いなど、これっぽっちもないのだから。
東京五輪が憎い。あんなものさえなかったら。アスリートの皆さんには申し訳ないけれど。
=====================================================
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます