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[※ 「裁かれるべきは警察、検察、裁判所 袴田事件」(週刊金曜日 1490号、2024年09月27日) ↑] (2025年01月13日[月])
最高検と静岡県警の袴田巌さんの冤罪事件についての検証モドキが酷い…。
(京都新聞社説)《判決で認定された捜査機関による「証拠の捏造」については反発し、自己弁護に終始》、《犯行着衣とされた5点の衣類の捏造に関し、最高検は「現実的にあり得ない」と強く反論した。だが、具体的な根拠は示しておらず、感想に等しい。まったく説得力がない》、《最高検は、公判資料などにとどまり、当時の検察官らに新たな聞き取りもしていない。責任の所在も明確ではなく、何を検証したというのか。県警は、当時の捜査員らから聴取したが、捏造の具体的な事実や証言を得ることができなかったと結論付けている》。
しかも、畝本直美検事総長は「…被告人が犯人であることの立証は可能であり…」と未だに言っている始末だ。
京都新聞の【社説:袴田さんの捜査 第三者の検証が不可欠】(https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1402567#goog_rewarded)によると、《なぜ無実の死刑囚を生み、58年もの歳月を奪ってしまったのか。その重大性への反省を欠き、二度と同じ過ちを繰り返さないという真摯(しんし)な姿勢が感じられない。…しかし、判決で認定された捜査機関による「証拠の捏造(ねつぞう)」については反発し、自己弁護に終始している》。
《第三者の視点を加えた本気の検証に取り組まねば、地に落ちた国民の信頼は取り戻せまい》…御尤も。同時に、アノ検事総長は何なのか? アベ様が破壊した検察、まずは、検事総長からマトモな人に代えるべき。せめて、カルト協会とヅボヅボな「利権」「裏金」「脱税」党の議員を罰するまともな感性の検事総長を望みます。
『●《いまも、死刑囚のまま》な袴田巖さん…《周囲に「自分は23歳だ」と吹聴
…「彼がプロボクサーとしてデビューした年齢…今も闘っているのだ…」》』
『●《袴田巌さん…静岡地裁…無罪(求刑死刑)を言い渡した》…当然の「無罪」
判決が漸く! 検察がこの再審判決に対して控訴するなど許されない!!』
『●再審判決・無罪…《事件当時、東京新聞は、袴田巌さんを犯人とする報道を
しました。袴田さんと家族の人権、名誉を傷つけたことを深くお詫び致します》』
『●《<無実者を罰することは、犯罪事実よりも犯罪的である>…無実の人を罰する
のは究極の国家犯罪といえる。理不尽な刑事司法とはもう決別すべき時だ》』
『●西村カリンさん《これ以上、あってはならない行動をしないで下さい。そして、
巌さんと姉・ひで子さんに謝罪した上で…違法な行為を検証して下さい》』
『●検察・警察、裁判所、マスコミによって《大きく人生を変えられたのは、
巌さんだけではありません。巌さんを58年支え続けてきた、姉のひで子さん》』
『●検察は控訴せず、無罪が確定…自白の強要や証拠の捏造など、袴田冤罪事件
の被害者、袴田巖さんや袴田秀子さんの58年間の残酷な日々に報いるには?』
『●袴田冤罪事件、何の反省もない検察の《控訴断念》を受け、漸くの謝罪記事
…マスコミの罪も非常に重い…検察が控訴したら、どうしたのだろうか?』
『●控訴断念、畝本直美検事総長談話…(袴田事件弁護団事務局長・小川秀世さん)
《無罪判決が確定すれば、だれも巖さんを犯人として扱ってはならない》』
『●「袴田さんを犯人視することない」と、静岡地検の検事正が直接謝罪しつつ、
《検事総長談話について「袴田さんを犯人視しているわけではない」》?』
『●《袴田さん無罪 最高検の検証、不十分だ》…醜悪な畝本直美検事総長談話
《改めて関係証拠を精査した結果、被告人が犯人であることの立証は可能…》』
『●袴田巌さんの姉ひで子さん《戦中を生き抜き、弟の無罪を信じて幾多の苦難にも
へこたれ》なかった姿、そして、「再審法の改正には、皆さんにお力を…」』
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【https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1402567#goog_rewarded】
社説:袴田さんの捜査 第三者の検証が不可欠
2025年1月10日 16:00
なぜ無実の死刑囚を生み、58年もの歳月を奪ってしまったのか。その重大性への反省を欠き、二度と同じ過ちを繰り返さないという真摯(しんし)な姿勢が感じられない。
1966年の静岡県一家4人殺害事件で、再審無罪が確定した袴田巌さんに対する捜査や裁判手続きの検証結果を、最高検と静岡県警がそれぞれ公表した。
静岡地裁が昨年9月の再審判決で「非人道的」と指弾した取り調べについて、最高検は「検察官が犯人であると決め付けたかのような発言をしながら自白を求めた」と認め、県警は深夜まで長時間に及ぶ取り調べが「不適正だった」とした。
しかし、判決で認定された捜査機関による「証拠の捏造(ねつぞう)」については反発し、自己弁護に終始している。
事件の約1年2カ月後にみそタンクから見つかり、犯行着衣とされた5点の衣類の捏造に関し、最高検は「現実的にあり得ない」と強く反論した。だが、具体的な根拠は示しておらず、感想に等しい。まったく説得力がない。
最高検は、公判資料などにとどまり、当時の検察官らに新たな聞き取りもしていない。責任の所在も明確ではなく、何を検証したというのか。
県警は、当時の捜査員らから聴取したが、捏造の具体的な事実や証言を得ることができなかったと結論付けている。
再審手続きの長期化についても、踏み込み不足が目立つ。袴田さんは、最初に再審請求を申し立ててから開始決定まで42年を費やした。
最高検は第1次、第2次の請求審の対応に問題はないとし、2014年の再審開始決定を不服とした抗告も必要だったとして、「不当に長期化したとは認められない」という。長期化の要因には、裁判所が積極的に審理する方策が十分でなかったことを挙げた。
居直りと責任転嫁ではないか。
罵声を浴びせる、自白を強要するといった取り調べはいまも相次ぎ、問題化している。
取り調べ中の録音・録画が十分な抑止にもつながっておらず、旧態依然の状態が残っていることを、捜査機関は直視しなくてはならない。
判決から3カ月の検証結果はおざなりで、内部調査では限界があることが浮き彫りとなった。第三者の視点を加えた本気の検証に取り組まねば、地に落ちた国民の信頼は取り戻せまい。
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