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●統一協会が《法令に反するなどの例》は山のようにある訳で、《実体が変わらないのに、名称を変えることはできない》ことに何の問題?

2022年08月30日 00時00分44秒 | Weblog

[※ 「自民党と旧統一教会の闇」(週刊金曜日 1386号、2022年07月22日) ↑]


(2022年08月20日[土])
そりゃぁそうだ…ウソ吐きについて、文科省道徳教育教材『わたしたちの道徳』に載せるべき。下村博文案件ということは、これまたアベ様案件ということ。銃撃されたからと言って、アベ様案件が一つとして解決してはいない。
 共同通信の記事 (2022/8/5 14:51)【改称は下村博文氏の意思働いたと前川氏】(https://nordot.app/928163868524937216)によると、《前川元文科事務次官は野党合同ヒアリングで、旧統一教会の改称について「当時、文部科学相だった下村博文氏はイエスかノーか意思表明する機会があった。意思が働いていたのは100%間違いない」と述べた》。

 西田直晃・木原育子両記者による、東京新聞の記事【「統一教会」の名称変更手続きは本当に機械的だったのか 悲願の重大案件なのにずさんだった申請書類とは】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/195082)によると、《2015年、文部科学省・文化庁への申請が認証され、「世界平和統一家庭連合」へ名称変更を果たした旧統一教会。事前の大臣報告など異例な経緯が注目されるが、新たに、同教会が文化庁への申請時に「名称変更の申請を受理・認証しないのは違法行為と主張していたことが分かった。文科省側もこの主張を追認し、いわば機械的に認証したという。しかし、本当にそうなのか。》
 さらに、《前川氏は「受理するから出せという働き掛けが有力な政治家からあったのでは実際に申請が不認証になれば、欠格があると思われてその宗教団体は終わり認証してもらえる確信があったから出したというのが自然だ」と話す》。これは相当に重要な指摘である。「政治の力」が働いたわけだ。それが「天啓」の正体。
 宮本徹衆院議員も《「極めてずさん。旧統一教会にとって名称変更は大一番で、何度も書類を確認して、ミスがないよう入念に行うはずだ。よくもあんな適当な形で提出できたと思った」。さらにお粗末なことに、文科省側は宮本氏が指摘するまでこの事実に気付いていなかった名称変更は、文科相に報告する重大案件だった。宮本氏は「提出する前にすでに政治家側と話は済んでおり、手抜き文書での提出は、結論ありきの認証だったのではないかと疑念がわいた」》と指摘しておられる。

 《やらざるを得ない事情》とは何だったのでしょうね? 《ですから、名称変更は何らかの政治的圧力がなければ絶対に起きないことです政府あるいは自民党でしょう。公明党のはずはありませんし。自民党の政治家から出てきた話であることは間違いありません》。
 以前引用したインタビューの最後を、前川喜平さんは、以下のようにまとめている。《カルト対策が進まないのは、政治家と宗教団体が持ちつ持たれつの関係だからです。政治家は集票や選挙中の勤労奉仕を期待し、教団側は所轄庁や税務署との緩衝材の役割をあてにする》、《図らずも、銃撃事件によって政治家とカルトの関係が明るみに出て、カルト問題を顕在化させた。対策を取らないのは政治の怠慢だと思います》。

 そもそも、ありゃぁ「宗教」なのかね? 宗教に失礼だし、教会に失礼。当初、アレ自身も「教会」と称していないのに、「教会」と呼ぶことに凄い抵抗がある。あの実状を知った上で、「宗教」団体の解散命令もしない行政って、マトモなのかね。アレはカルトでしょうに。

   『●《私は意見を言いません、強いものの近くにいたいのです、という宣言
      に、音楽業界の偉い人がすり寄っているという光景は、あまりに…》
   『●前川喜平さん《「暴力と言論」…言論の衰退と暴力の増長の悪循環を
     止めるには言論を立て直すしかない。だから今言論が委縮してはいけない》
   『●《メディアコントロール》という置き土産 … 《新聞・テレビはこの
      宗教団体の名前を報じていないが、ネット上では「統一教会」…》
   『●《彼のしたこと、しようとしてきたことはただただカネ儲け、戦争が
     できる国への道づくりだった》…それを支持する「1/4」と「2/4」
   『●《「民主主義への挑戦・冒涜」という点で言えば、それこそ安倍政権の
        8年とは、まさに民主主義への挑戦と冒涜、否定の連続であった》
   『●《元首相の死によってすべての疑惑を闇に葬り去るどころか、安倍氏を
     神格化しようとしている》…「民主主義を断固として〝破壊〟する決意」
   『●「不気味な兆候」は既に現実になっている…《まさに言論の砦たる
        メディアとメディア人の役割が問われています》(青木理さん)
   『●《少数意見を尊重し、歩調を合わせようと努めて議論を重ね、成り
     立ってきた戦後民主主義ではないか。それを「聞かない」とは。…》
   『●《メディアコントロール》は続いている…《だからといって、政治》と
     統一協会の《関係について徹底追及がおこなわれているわけではない》
   『●武田砂鉄さん《繰り返し問題視されてきた団体…付き合いが深い議員…。
      再発防止のためにも、宗教と政治の関係を洗い出すのが必要不可欠》
   『●つまり、アベ様は《堂々と、司法の場でも違法性が指摘されている》
     統一協会の《実質トップの名前を自ら挙げ、敬意を表したのである》
   『●キシダメ首相は「民主主義を断固守る」ために国葬を行うというが、
     (政界地獄耳)《よほど民主主義を逸脱し独裁的ではないのか》?
   『●統一協会名称変更問題…《実体が変わらないのに、名称を変えることは
         できない》はずなのに、《あり得ない》ことがなぜ可能になったの?
   『●元文科相からして、統一協会とズブズブだったのではないのか? 反面
      教師として、文科省道徳教育教材『わたしたちの道徳』に載せては?
   『●伊達忠一前参議院議長が元総理に統一協会票を依頼したと驚きの証言…
     《今回…安倍さんは…。『井上(義行氏)をアレ(支援)するんだ』…》
   『●汚染責任者アベ様という壺の蓋が割れた瞬間に、自民党“統一協会汚染”
      物質が壺から噴出…衆参院議長、防衛相、文科相、国家公安委員長…
   『●《暴力、威力と詐欺的手法を駆使して経済的利益を追求する集団または
     個人》=統一協会…《自民党が大っぴらに反社とつながっていることに》
   『●茂木敏充幹事長、統一協会と「党としては一切関係がない」…《その
     爛れた関係が岸信夫防衛相や二之湯智国家公安委員長、末松信介文科相…》
   『●《法外な寄付を集め、家庭を崩壊させるような活動が問題に…次々と関与が
       判明する自民党こそ、教団との関係を国会の場で丁寧に説明すべき》
   『●《このように安倍氏の一存で統一教会の組織票の差配が決まっていたと
     すれば…》…もはや開いた口が塞がらないよ。どこまでズブズブだったの?
   『●安田菜津紀さん《安倍政権とは何だったのか…「強きにすり寄り、
      弱きをへし折る政権」…「引き継がれた『膿』を出し切るのはこれから」》
   『●統一協会汚染議員一掃…《支持者こそが提言しなければならない善後策
      …あれだけ奉り続けた…元首相が、彼らのせいで殺されたのだから》
   『●斎藤貴男さん《安倍政治の最大の罪は、民主主義を完全に形骸化し、
     日本社会を根底から腐らせたこと…》《ネポティズム》《冷笑主義の蔓延》
   『●《〈関連団体とは存じ上げませんでした〉…「統一教会の何が問題
     なのか正確に承知していません」…しらじらしいにも程がある》お維
   『●悍ましい構図…さらには、アベ様が票の差配までするほどズブズブ
       ヅボヅボだった訳ですが、そんな自民党に投票するとはねぇ…
   『●統一協会…《自民党の政策決定や政権運営にどのような影響があった
     のか、真相を解明して再発防止策を講じる》べきなのに、全くその気無し
   『●憲法53条…《本来国会は開かなければならないが、安倍内閣では
     その要求を無視し続けていたことがある。岸田政権も応じる気がない》
   『●《自民党右派…政界の右派のみならず、それを支える日本最大の右派
     改憲団体、日本会議など》も統一協会と《「蜜月」関係を築いてきた》??

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/195082

「統一教会」の名称変更手続きは本当に機械的だったのか 悲願の重大案件なのにずさんだった申請書類とは
2022年8月11日 06時00分

 2015年、文部科学省・文化庁への申請が認証され、「世界平和統一家庭連合」へ名称変更を果たした旧統一教会。事前の大臣報告など異例な経緯が注目されるが、新たに、同教会が文化庁への申請時に「名称変更の申請を受理・認証しないのは違法行為と主張していたことが分かった。文科省側もこの主張を追認し、いわば機械的に認証したという。しかし、本当にそうなのか。当時の状況をあらためて検証してみる。(特別報道部・西田直晃、木原育子

【関連記事】旧統一教会、19年越しで名称変更のなぞ 下村文科相在任中に突如実現


◆97年には名称変更突っぱねた文科省

 「名称が団体の実態と対応しておらず、所管官庁の担当課長として責任を持って対処した

 あらためてこう語るのは1997年、文化庁宗務課長として旧統一教会が持ちかけた名称変更を断った前川喜平氏だ。「悪質商法などの問題が指摘されている中、新名称は団体の実態との同一性を欠いていた申請しても不認証だと伝えると、教会側も納得していた」と当時を振り返る。

 95年にオウム真理教が関わる一連の事件が起き、カルト教団の暴走を危険視する風潮もあった。宗教団体の透明性を高めるため、施行から手付かずだった宗教法人法が改正され、複数の都道府県にまたがって活動する教団の所管庁が知事から文部相(当時)に変更された。「それ以前は対宗教団体に性善説を採っていたが、認証に慎重な姿勢を取るようになった。課内で解散命令を出すかどうか検討したこともある

 実際、宗務課長だった前川氏は、国会の場でも旧統一教会に厳格な姿勢を示していた。会議録によると、98年4月の衆院法務委員会で、教団への認識を問われ、「協会から任意に事情聴取するということはこれまでもしてきている」と答弁。「訴訟の動きを見ているが、解散命令の請求に当たるとは判断しておらず、今後とも関心を持って見守りたい」と結んでいる。


◆「不受理の違法性」指摘され

 末松信介前文科相はこれまでの会見で、「申請書の必要記載事項に不備がなく、形式上の要件に適合すれば受理する必要がある」と繰り返し述べてきた。文科相の諮問機関「宗教法人審議会」に諮る選択肢の有無を尋ねられると、「認証を決定しており、必要はなかった。諮問は教団に不利益な場合だけ」と説明。15年8月の名称変更は、教団の弁護士から「不受理の違法性を指摘された」ことがきっかけになったという。

     (記者会見する世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の
      田中富広会長(左から2人目)=10日午後、
      東京都千代田区の日本外国特派員協会で(AP))

 教団も同様の主張を展開する。10日に会見した田中富広会長は「いかなる名称を名乗るかは、憲法で保障されている」「法令に反するなどの例がなければ、認証の義務を負う。争うことは避けるべきだと考えていたが、相談を重ねても文化庁が拒絶する以上、訴訟もやむを得ないと15年に判断した」と強調した。

 宗務課長時代、全国霊感商法対策弁護士連絡会への聞き取りなどを通じ、教団の現状の把握に努めてきたという前川氏。同課はその後も現状把握をしてきたという。「法に明文化されているわけではないが、所管庁が責任ある対応として、実態を精査するのは当然申請受理すなわち認証ではなく末松氏はこの2つを意図的に混同させている

 同連絡会によると、教団は97年以降も、文化庁に名称変更をたびたび求めていた。不審なのは、2015年にいきなり申請が認められたこと。当時、文科審議官として名称変更の報告を受けた前川氏は「受理するから出せという働き掛けが有力な政治家からあったのでは実際に申請が不認証になれば、欠格があると思われてその宗教団体は終わり認証してもらえる確信があったから出したというのが自然だ」と話す。


◆黒塗りにされた記録には何が…

 文科省も旧統一教会側も、名称変更に問題はなかったとするが、ならばなぜ? と思わせる資料もある。共産党の宮本徹衆院議員が文科省に名称変更に関する資料を求めたところ、「規則変更理由」など重要部分が黒塗りされて出てきた。「肝心な部分は黒塗り応接記録も出してほしかったが、『確認中』のままで今も出てこないこのままうやむやにしたいのだろう

 さらに、宮本氏が気付いたことがある。名称変更の申請書類は法律上、新旧の名称部分だけでいい。新規則は添付しなくても認証の結果に影響しないが、教会側は添付。ただ、添付文書は、新規則でも旧規則でもなく、旧規則の一部を直し始めた、直しかけのものが添付してあった

 「極めてずさん。旧統一教会にとって名称変更は大一番で、何度も書類を確認して、ミスがないよう入念に行うはずだ。よくもあんな適当な形で提出できたと思った」。さらにお粗末なことに、文科省側は宮本氏が指摘するまでこの事実に気付いていなかった

 名称変更は、文科相に報告する重大案件だった。宮本氏は「提出する前にすでに政治家側と話は済んでおり、手抜き文書での提出は、結論ありきの認証だったのではないかと疑念がわいた」と話す。


◆「新たな被害者」との指摘は無視された

 申請審査はこんな調子だったのに、一方で聞くべき声は無視された

 名称変更申請の3カ月前、全国霊感商法対策弁護士連絡会は、下村文科相あてに「統一教会の名称変更申請について」とする申し入れ書を出していた。名称変更は、統一教会の名称が悪評として広まっていることから、「名称変更して新たな被害者を獲得するとともに、被害回復請求を抑制する目的で行うものだ」と指摘、変更を認証しないよう求めたものだった

 連絡会代表世話人の山口広弁護士は「幹部に聞いたという末端の信者からの内部情報で、その年の2月に開いた責任役員会議で、名称変更が決定されたと聞いた。これは本気を出してきたなと思った」と振り返る。文化庁の担当者に問い合わせたところ、「そんな動きはありませんよ」などと言われたのを覚えている。

 だが、その後、6月2日に名称変更申請があり、8月26日に認証ととんとん拍子に進んでいった。「国側からも連絡はなく、教団側が新名称を使い始めて、初めて名称が変わったことを知った。名称変更に関する申し入れの本来の目的は、旧統一教会の解散命令を出してもらうことだったのに」と山口氏は悔恨を込めて話す。


◆そもそも名前を変えたかった理由は何なのか

 それにしても本来、宗教団体にとって教団創立以来の名称は教義にもからむ大事なもののはず。それをどうしても変えたいというのは一般には理解しがたい。

 北海道大大学院の桜井義秀教授(宗教社会学)は「何代にもわたりその名で信者を獲得していく中で、宗教団体の名称変更は通常、マイナスでしかない。ただ、統一教会はそのままでいる方がマイナスで、変えたかったのだろう」と説明する。「旧名の世界基督教統一神霊協会は世界のキリスト教を統一する意味があった。新名称は社団法人か財団法人でもいいような名で、理念も捨てているかのような見方もできる」

 申請を受理しないと違法行為という旧統一教会側の主張については「受理しないのは違反だが、認証するか否かは宗務課の判断に任されている」と話す。

 実際、都道府県などが宗教法人からの申請を不認証とするケースはしばしばある申請は機械的に認証されているわけではない

 桜井氏はこう語った。「それよりも、認証に至った経過や理由などが隠されたりあいまいなままにされていることの方が問題だ


◆デスクメモ

 普通、18年間も「ダメですよ」と言われ続ければ、断念しそうなもの。それが突如、法的措置辞さずと強気に転じた。実際には不認証に至る可能性もあるのに。何かの「天啓」があったのかそれはどこから発せられたか。結局、疑問は「なぜ2015年だったのか」に戻ってくる。(歩)

【関連記事】旧統一教会、19年越しで名称変更のなぞ 下村文科相在任中に突如実現
【関連記事】旧統一教会と岸一族と北朝鮮 この奇妙な三角関係をどう考えるべきか
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