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●《中曽根政権が旗を振った国鉄民営化》…鎌田慧さん《「国有財産を民間資本に横流しする『クーデター』」…抵抗した労組に「国策集団虐待」が》

2024年10月24日 00時00分44秒 | Weblog

[↑ 『粗にして野だが卑ではない』(城山三郎、文春文庫)]


(20240902[])
中曽根内閣時代の国鉄分割・民営化の際、国労組合員に対して行われたとんでもない横暴・差別。(こちら特報部)《民営化前後に組合活動に深く携わった村山良三さん…若手リーダー格の仲間が人材活用センターへ送られ、上半身裸になって廃材を切る肉体労働を強いられたとつづる。「収容所」「見せしめ」。》 《人材活用センター》、なんという虚しい響きか。
 《卑(ミーン)》な風見鶏氏・中曽根康弘元首相の《罪》ばかりが思い出される。国葬にするような「功」など無し。私的には、特に、国鉄の解体である。《中曾根(中曽根)内閣時代の国鉄分割・民営化の際、国労組合員に対して行われたとんでもない横暴・差別》。《分割・民営化の過程で200人以上の国鉄労働者が自死に追いやられた》。《卑(ミーン)》な権力者。佐高信さんの言う通り、《これは断じて「改革」ではなかった》。さらに、《北海道のある町の町長は「国鉄は赤字だ赤字だと騒ぎたてるが、では、消防署が赤字だと言うか」と反論した。…過疎地の赤字路線などは廃止された公共の足が失われ、過疎はさらに進行したそういう公共の観念井手には欠落している》。

   『●『「粗にして野だが卑ではない」――石田禮助の生涯』読了(1/2)』  
     「「国鉄は昼も夜も休みなく、年間五十億の命を預かって運ぶ」
      「仕事の質が違う」「仕事の匂いがちがう」―――。」
     「優待パスをすべて返上した。/モラルあってのソロバンである。
      正々堂々と働き、正々堂々と生きよ
     「「パブリック・サービス」を生きがいとする人々が、グリーン車にただ
      乗りして、心に卑しさを感じないものなのか」」
     「「わしがそんなミーン)なことをすると思うのか」」

   『●『「粗にして野だが卑ではない」――石田禮助の生涯』読了(2/2)
     「「閥をつくらぬし、あんなに敬愛できる人はいない。総裁を天職と信じ、
      生き方に自信があった。人間のスケールが違っていた」」
     「…石田にとっての何よりの勲章として…これこそ、「マンキー
      にふさわしい勲章。「死後、政府から勲一等叙勲の申し出があったが、
      これも未亡人つゆが頑として受けなかった。…」
     「石田は吐きすてるように、/「おれはマンキーだよ。マンキーが勲章を
      下げた姿が見られるか。見られやせんよ、キミ」/…ただし、ただの
      マンキーではない。/国鉄総裁になり、はじめて国会へ呼ばれたとき、
      石田は代議士たちを前に自己紹介した。/
      「粗にして野だが卑ではないつもり」…「国鉄が今日のような状態に
      なったのは、諸君たちにも責任がある」」

   『●JR: 安全は二の次?、民営化の果てに…
               ~石田禮助氏は何を想う?~
   『●「露骨な企業優遇、労働者いじめ」
     『週刊金曜日』(10月11日、963号)についてのつぶやき
    「取材班【「存亡の危機」に立たされたJR北海道 国鉄
     分割・民営化」のツケが回ってきた】、「国労破壊攻撃の爪あと」。
     民営化したら夢のような鉄道会社になるんじゃなかったのか?
     http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/6120fbd19dc066e60812ba5c8085a2f7

   『●国労組合員恣意的不採用問題、一歩前進
    「中曾根(中曽根)内閣時代の国鉄分割・民営化の際、国労組合員に
     対して行われたとんでもない横暴・差別。…20年以上経過し、
     漸く一歩前進でしょうか。どこまで実行性があるのかは疑問ですが…。
     「鎌田慧著『国鉄処分 ~JRの内幕~』(講談社文庫)」…城山三郎
     『粗にして野だが卑ではない――石田禮助の生涯』」

   『●風見鶏氏・中曽根康弘元首相《左派労働運動(総評)をつぶし、
          社会党をつぶすことまで意図していたとあけすけに…》
    「何か《功》があり、そればかりが死者に手向けられているようですが…。
     《卑(ミーン)》な元総理の《罪》ばかりが思い出される。特に、
     国鉄の解体である。《中曾根(中曽根)内閣時代の国鉄分割・民営化の際、
     国労組合員に対して行われたとんでもない横暴・差別》。
     《分割・民営化の過程で200人以上の国鉄労働者が自死に追いやられた》」

   『●佐高信さん《井手正敬…松田昌士、葛西敬之と共に「国鉄改革の
      3人組」…私に言わせれば、これは断じて「改革」ではなかった》

 榊原崇仁記者による、東京新聞の記事【こちら特報部/運転士から「草むしりやトイレ掃除」の部署に配転… 「国鉄民営化」に苦しんだ元組合員がいま伝えたいこと】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/350799?rct=tokuhou)。《1987年の国鉄分割民営化に翻弄(ほんろう)された労働組合員を題材にした「JR冥界ドキュメント」が刊行された。電車運転士を長く務めた一方、民営化前後に組合活動に深く携わった村山良三さん(85)=東京都=が実体験をまとめた。苦い記憶を今に伝える意味とは。(榊原崇仁)》、《中曽根政権が旗を振った国鉄民営化。ルポライターの鎌田慧さんは巻末で「国有財産を民間資本に横流しするクーデター」だったと指弾し、抵抗した労組に国策集団虐待」がなされたと断じた》。

 「関西生コン事件」が想起、《民主主義の危機労働組合活動に対する恣意的な法執行長期間の身体拘束》。不当・不法な労働組合 (産業別労働組合) 活動潰しのための完全なるでっち上げ事件。最近漸くと、続々と無罪判決が出ています。そもそも、正当な組合活動を「反社」のように警察や検察が在りもしない事件としてでっち上げたもの。ハウスユニオンにありがちな《企業内の御用組合を養成する政策》を進める一方で、産業別労働組合をつぶしたいという意図が透けて見える

   『●竹信三恵子さん《声をあげない限りどんどんやられていく。
                …ニーメラーの警告を無視してはいけない》
    《関西地区生コンに対する弾圧とは、2017年末に関西生コン支部が
     行ったストライキ決行を契機に、現在まで、のべ58名の逮捕者が
     出ている事件を指す。労働組合としての当然の行為である
     ストライキに対し、警察、裁判所、検察が一体となった弾圧行為
     行われている…集会参加者の一人、ジャーナリストの竹信三恵子さん
     …はドイツの牧師マルティン・ニーメラーの詩を引用した…
     「…彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった/
     私は労働組合員ではなかったから/そして、彼らが私を攻撃したとき、
     私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった」》

   『●ニーメラー牧師「ナチスが最初共産主義者を攻撃した時」…
        高江や辺野古が破壊された時、「関生」が狙われた時…
    《▼日本も労組が標的になる段階まできた。生コン車の運転手らで
     つくる連帯ユニオン関西地区生コン支部、通称「関生(かんなま)」。
     組合員らの逮捕は延べ85人、委員長と副委員長の勾留は
     28日で1年になる》

   『●木下昌明さん《ケン・ローチの『家族を想うとき』はすごい。
     しかし、働くものにとってはやりきれなさが残るかもしれない》
   『●風見鶏氏・中曽根康弘元首相《左派労働運動(総評)を
     つぶし、社会党をつぶすことまで意図していたとあけすけに…》
   『●《足立議員は…「…」を犯罪者集団であるかのように取り上げ、「破防法
        を適用すべき」とまで主張…だったら、まず維新に適用すべき》
   『●《連合が労働者にとって何の役にも立たない為政者の腰巾着…労働
     運動が鳴りを潜め、新自由主義政策のもとで資本のやりたい放題が横行》
   『●トンデモなお維とカルトな統一協会、なんという相性の良さでしょう…
     「統一協会の反社会的行動を批判」が「宗教弾圧」だと叫ぶ「ト」なお維
   『●《〈関連団体とは存じ上げませんでした〉…「統一教会の何が問題
      なのか正確に承知していません」…しらじらしいにも程がある》お維
   『●《関西生コン事件とは何だったのか》? 漸く《労働組合としての正当
     な行為が犯罪とされていたことが明らかとなる無罪判決が出るように》
   『●「関西生コン事件」《民主主義の危機…労働組合活動に対する恣意的な法
     執行や長期間の身体拘束》…ナチスが「労働組合員たちを攻撃したとき…」
    「山田祐一郎記者による、東京新聞の記事【こちら特報部/保育園に
     入れるための就労証明が犯罪? 労組は反社? 逆転無罪が相次ぐ
     「関西生コン事件」が示す民主主義の危機】」

   『●関西生コン事件…「警察・検察による組合つぶし」「検察官、警察官に
     よる誤った法解釈と偏見に基づく見立ての下に作り上げられた冤罪事件」
    「…彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった
      私は労働組合員ではなかったから
      そして、彼らが私を攻撃したとき、
      私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった

   『●もっと知られるべき「関西生コン事件」…⦅そして、彼らが私を攻撃したとき、
       私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった》とならないために

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/350799?rct=tokuhou

こちら特報部
運転士から「草むしりやトイレ掃除」の部署に配転… 「国鉄民営化」に苦しんだ元組合員がいま伝えたいこと
2024年8月30日 06時00分

 1987年の国鉄分割民営化に翻弄(ほんろう)された労働組合員を題材にした「JR冥界ドキュメント」が刊行された。電車運転士を長く務めた一方、民営化前後に組合活動に深く携わった村山良三さん(85)=東京都=が実体験をまとめた。苦い記憶を今に伝える意味とは。(榊原崇仁


◆同じ職場の者同士、疑心暗鬼に

 山形県出身の村山さんは高卒後の64年に国鉄に入り、まもなく国鉄労組の組合員に。東海道線などの電車運転士を長く務めた。「上下関係がない職場。居心地がよかった」と語り「組合は堅苦しい印象があって、熱心なタイプではなかった」と振り返る。

     (国鉄民営化に翻弄された当時を振り返る
      村山良三さん=東京都内で)

 危機感を募らせたのが国鉄民営化トップダウンでがらりと職場が変わり、現場の声が顧みられなくなる危惧を強め、労組に深く携わるようになった。そのころの実体験を162ページにまとめたのが本作だ。

 民営化の方針を巡り、複数あった国鉄の労組は賛否が割れた。「それぞれの組合員が同じ職場にいて疑心暗鬼になった」。職場の外でも監視の目を感じたという。「行った店をチェックされていたと思う」


◆「国労のバッジを外せ」圧力

 作中では、若手リーダー格の仲間が人材活用センターへ送られ、上半身裸になって廃材を切る肉体労働を強いられたとつづる。「収容所」「見せしめ」。村山さんはそう形容する。

 民営化を控え、村山さんは運転士を外れた。配転先は「要員機動センター」。草むしりやトイレ掃除、改札業務などを担う部署と聞かされた。朝礼のたびに「国労のバッジを外せの叱責(しっせき)組合脱退の圧に苦悩する様子も作中で描かれた。


◆苦い経験「繰り返してほしくない」

 中曽根政権が旗を振った国鉄民営化。ルポライターの鎌田慧さんは巻末で「国有財産を民間資本に横流しするクーデター」だったと指弾し、抵抗した労組に国策集団虐待」がなされたと断じた。

 苦い記憶として残る上からの圧や職場の分断。57歳でJRを退職した村山さんは2017年に講演を頼まれて以降、自らの経験を伝えたい思いを強めた。「繰り返してほしくない」と語る村山さんは「今後起こすべき行動を考える端緒になれば」と訴える。1980円。問い合わせは梨の木舎=03(6256)9517。


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