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●《私は意見を言いません、強いものの近くにいたいのです、という宣言に、音楽業界の偉い人がすり寄っているという光景は、あまりに…》

2022年07月18日 00時00分39秒 | Weblog

―――――――矢崎泰久さん【発言2013】、《腰を抜かすほど驚いて、「君の一票の棄権は、バカの一票が倍になることだ…」…民主主義の大敵は投票に行かないことだ…。…とにかく投票に行く。このことによってしか、悪政は拒否できない…棄権は危険だ!》

――――――― (狙撃兵)《歴然としているのは、選挙に行かないこの5割の有権者こそが今日の政治状況を変えうる最大勢力であるという点だ。そのうち2~3割が動いて投票率が70~80%の選挙が展開されるだけでも局面はガラリと変わることになる》。#投票倍増委員会会員として、いつも通り、当然に、#わたしも投票します

――――――― (金口木舌)《▼県民の諦めやため息を都合よく解釈し「これが民意だ」と断じるのは早合点ではないか政治に失望し、それでも一票に未来を託した民に政治の方が近づくべき時である。民意を論ずるのは、その後でいい》

――――――― (神保哲生さん)《ほとんど政治に変革が期待できない日本でも、選挙の投票率が先進国の平均レベルに達した瞬間に、大きな変革が起きているのです。つまり、どうせ政治に変革なんて期待できないから投票に行っても意味がない、のではなく、投票に行かないから政治が変わらないだけのことだったのです。そして、この低い投票率が、決してメディア報道とは無関係ではないことを…》

―――――――(東京新聞社説)《政治に変化を迫り、国民のための政治を実現するには、有権者が「票の力」を突き付けるしかない一人一人が投票所に足を運ぶことが、民主主義の危機を脱する最大にして唯一の力になる



 (20220710[])
2022年7月参院選、本当にこんな結果で良かったのでしょうか? 《投票に同情を持ち込んではいけない「安倍氏の遺志」を引き継ぐ謂れなど、有権者にはまったくないのである》…はずだったのに。
 《低投票率》を回避するために、自公政権は何か努力したか? 政権の腐敗により、市民に「諦め」「絶望感」をもたらしただけ。(東京新聞社説)《政治に変化を迫り、国民のための政治を実現するには、有権者が「票の力」を突き付けるしかない一人一人が投票所に足を運ぶことが、民主主義の危機を脱する最大にして唯一の力になる》。

   『●《想定できないから免責されるという論法なら「地震大国」の日本で
     原発は稼働させてはならない…原発政策を推進してきた国の結果責任》
   『●「統一協会、暴力団、日本会議に神道議員連盟…どうするの」と
     ヤジり返して、アベ様にそれらの真偽を確認してもらうべきだった
   『●あとの祭り…《故人の過大評価、美化・神格化…「安倍元首相の悲願は

        憲法改正」「憲法改正が安倍元首相の夢だった」》の垂れ流し…
   『●《二〇二一年時点で民主主義国は八十九で、権威主義国は九十。世界人口
       の七割の約五十四億人が権威主義下で暮ら》す…91国目に堕ちる?

 《選挙に行く以外に《悪政は拒否できない》…《1票は重い。責任ある行動が求められる》…#VoiceProject #わたしも投票します #投票はあなたの声》…だったはずなのに。91国目の《権威主義国》に堕ちる…。自公お維コミによる独裁国へと転落。

 自公お維コミに投票してはいけない、選挙に行かずに間接的に自公を支持してはいけない…はずだったのに。
 cakeのコラム【ワダアキ考 〜テレビの中のわだかまり〜 武田砂鉄/自分の意見を持たない候補者たち】(https://cakes.mu/posts/35659)によると、《音楽団体の偉い人が、自分の意見さえも持てない候補者と一緒に「勝つぞー!」と声を上げるのは、ものすごく表現行為を軽視しているように思えるし、このコロナ禍で蔑ろにされた音楽業界そのものを音楽業界人として見下しているように感じられる。力が強いところに近づいていかないともらえるものももらえないじゃん、という開き直りは、助成金をもらっているのに政権批判をしているという文句と、とても近いところに存在しているのではないか。私は意見を言いません、強いものの近くにいたいのです、という宣言に、音楽業界の偉い人がすり寄っているという光景は、あまりに見苦しくないか。》


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https://cakes.mu/posts/35659

ワダアキ考 〜テレビの中のわだかまり〜
武田砂鉄
自分の意見を持たない候補者たち
今だけ無料
2022年7月6日

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7月10日に投開票を迎える第26回参議院議員通常選挙。今回「ワダアキ考」で取り上げるのは自民党候補者の今井絵理子と生稲晃子です。先日行われた決起集会で音楽業界4団体が支持を表明、それに対して多くの音楽家が批判の声を上げています。改めて、政治と表現行為の距離感について考えます。
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「お金をもらうなら、それなりの態度で」

このところ、文化事業に対し、「助成金をもらっているのに政権批判をしている」と問題視する声を見かけるようになった。そもそも、こちらが納めた税金を適切な形で再分配するのが行政の仕事なのだから、「偉い人からお金をもらうのならば、それなりの態度を示さなければいけないはず」といった方向のトンデモ意見がそれなり浸透しているのは、まったく滑稽な話である。批判されたくない側にとっては、その浸透はもちろん歓迎すべきことなので、そのまま放置され、いつの間にか強まっている。

3日、山際大志郎経済再生担当相が、青森県八戸市で街頭演説した際に「野党の人から来る話はわれわれ政府は何一つ聞かない。本当に生活を良くしたいと思うなら、自民党、与党の政治家を議員にしなくてはいけない」と発言した。政治の方向性を決めるのは私たちなのだから、ぜひ私たちに賛同してくださいと言っている。民主主義の仕組みを意図的に薄めたり忘れたりしている。ここでも同じく、薄めたり忘れたりしたほうが、自分たちにとって歓迎すべき状況がやってくるというわけなのだ。


フリーランスとフリーターを混同した首相たち

今週末に行われる参議院選挙の候補者である自民党の今井絵理子、生稲晃子が6月30日に決起大会を開き、そこに音楽業界4団体(日本音楽事業者協会・日本音楽制作者連盟・コンサートプロモーターズ協会・日本音楽出版社協会)の代表が同席し、その候補者の功績を称えながら支援を約束、「勝つぞー!」と声をあげた。わずか2年ほど前のことを思い出そう。新型コロナ感染が拡大し、私たちの生活が一気に制限されたなか、真っ先に打撃を受けた業界のひとつが音楽業界だった。

この業界に従事する人はフリーランスの割合が高い。コロナ禍に突入した当初、小学校の一斉休校に伴う、正規社員・非正規社員に支払われる小学校休業等対応助成金は1日あたり上限8330円だったのに対し、フリーランスに対しては一律4100円の給付とした。その理由を問われた当時の安倍晋三首相は「非正規雇用の方への給付とバランスを考慮した」と発言している。続く、菅義偉首相も、森田健作前千葉県知事との対談で、エンタメ業界の窮状を語り合う中で「フリーターの方が関与していることが多い」と発言した。どうやら、彼らは、フリーランスとフリーターを混同しているようなのだ。


「私とチーム間との情報共有が徹底されておらず」とは

と、こうやって、音楽業界・エンタメ業界の窮状に耳を傾けなかった人たちに対し、今になって音楽業界4団体が賛同している。とはいえ、団体にかかわる人たちの総意ではなかったようで、ミュージシャン達からも反対の声が次々とあがっているが、これからもろもろ良くしてもらうためにはお近づきになっておいたほうがいい、という目論見を持ちながら、横並びで「勝つぞー!」と声をあげている様子というのは、該当記事を何度読み返しても情けなさがぶり返す。

生稲晃子は、NHKの候補者アンケートに対して、無回答を並べていたことが問題視されると、突如として謝罪動画をTwitterにアップし、「私とチーム間との情報共有が徹底されておらず、このようなことを招いてしまいました」と述べた。これだけ聞くと、「答えを用意していたのに、反映されていなかった」というミスが想像されるが、実際には、「緊急事態条項創設で憲法改正の賛否」など、いくつかの質問には当初から「賛成」と回答していた。「今後は同じようなことがないようにしっかり徹底していきたいと思っています」とも言っているのだが、「このようなこと」「同じようなこと」が何を指すのかがよくわからない。よくわからないままにさせているのだろう。


「私は意見を言いません」にすり寄る見苦しさ

改めてアップされた回答には、同性婚には「反対」、候補者や議席の一定割合を女性に割り当てる「クオータ制」の導入には「どちらかといえば反対」とある。生稲の演説や動画を見ていると、要所要所で「全ての人が……」とか「誰もが働きやすく、自分らしく生きられる国へ……」などと繰り返しているのだが、この時の「全て」や「誰も」から、性的少数者などはあらかじめ弾き出されているのだろうか。選挙になると、与野党問わず、ベテラン新人問わず、使う言葉が大きくなる。有権者まで、その大きな言葉に付き合う必要はない。だから、言葉のそれぞれを問いたい。

音楽団体の偉い人が、自分の意見さえも持てない候補者と一緒に「勝つぞー!」と声を上げるのは、ものすごく表現行為を軽視しているように思えるし、このコロナ禍で蔑ろにされた音楽業界そのものを音楽業界人として見下しているように感じられる。力が強いところに近づいていかないともらえるものももらえないじゃん、という開き直りは、「助成金をもらっているのに政権批判をしている」という文句と、とても近いところに存在しているのではないか。私は意見を言いません、強いものの近くにいたいのです、という宣言に、音楽業界の偉い人がすり寄っているという光景は、あまりに見苦しくないか
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