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▲木製遊具事故から・・・

 不幸な木製遊具の事故により、木製遊具すべてを廃止する自治体の動きがある。「自然の素材を使った遊具を子どもたちに!」との流れに逆行する動きとなっている。

 最悪の結果を招いた事故だけに、冷静な議論がされにく面があるかもしれない。

 しかし、今回の事故の原因は何だったんだろう?マスコミ報道によれば、その遊具の構造や点検のしかたに問題があったのではないか。木製遊具すべてが否定されるような原因が、そこにあっただろうか?

 「切り捨て」ではなく、「改善」という選択肢をもっと大切にすべきではないか。「切り捨て」は簡単で楽な作業だ。しかし、「改善」には時間と知恵が必要だ。

 私の子育て活動も随分長くなったが、子どもの育つ社会を、おとなの"楽"な判断でどんどん貧弱にしているように、いろいろな場面で感じる私である。

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▲フェロシルト事件、裁判傍聴に行ってきました(5/14)

■石原産業被告(安藤常務)、佐藤被告、宮崎被告への尋問を聞いて・・・

 2日にわたって、3名への尋問が行われた。

 次回の法定で、終わるようだ。これだけ大きな企業犯罪が「えっ?これで終わっちゃうの?」という感じ。

 石原産業への尋問は、当時工場長であった田村社長ではなく、安藤常務であったことにも驚いた。当時のことを知っているのは田村氏ではないか。佐藤被告からは、現社長である田村氏(当時工場長)の関与の証言や、安藤常務が、証拠隠滅を佐藤被告に頼んだことも語られた。しかし、これらのことは、佐藤から一方的に語られただけで、弁護士からも検察からも、深く問われることはなかった。
 刑事裁判のことはよくわからないが、会社の責任を問うためにも、検察がどうして田村氏を呼んで聞かないのか、不思議でしかたない。

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▲トーヨーボール問題で、愛知県が説明に来ました(5/11)

■県曰く「安全宣言ではない」

 稲沢市には、8日の5時過ぎに、愛西市には、9日に愛知県から連絡があり、「11日に地元の区長を集めるように」とのこと。突然の場の設定だった。

 稲沢市は、領内いこいの家。愛西市は佐織庁舎で、4月23日に行われたアスベスト環境濃度調査結果の報告会があった。

愛知県は、環境調査結果を県政記者クラブに投げ込みをし、その資料をもとに書かれたマスコミの報道は、「安全宣言」。しかし、実際の説明の会では、質問に対して以下のように県は答えた。

★気候に左右されやすい施設外アスベスト大気濃度調査で、今の状態が安全だと言い切れるか?

県:今回の結果で、今の状況が安全だと言っているのではない。今回の調査結果の数字が安全値だということ。

★測定地のもっと遠方の方が、濃度が高いということもあり得るか?

県:あり得る。しかし、施設からあまり離れると原因がトーヨーボールかどうかわからなくなる。

★2回も競売が流れており、このままずるずるといくのではないか?

県:6月の競売を待って、大がかりな工事(割れたガラス、抜けた天井を塞ぐ)のことも考えていく。しかし、資金面で難題だ。出入りできないような措置は、登記簿上の所有者に指導する。

 ここで問題になるのが、やはり「競売」の結果にゆだねていること。2度も競売が不調で終わっている。いつまでも、競売にたよっていってよいのか。東海・東南海・南海地震などの対策地域でもあり、このまま放っておくことはできない。

 愛知万博での収益(?)を、NPOなどに補助する予定があるとも聞いている。そんなお金を環境のために使っていただくのも、一つでは?

 行政指導は、法律で明記されていない事項のためにあるはずのもの。できることは、たくさんあると私は思う。

 アスベスト問題では、国土交通省国の関与が大きい。愛知県は、国へ相談をしているのだろうか?5月15日、衆議院環境委員会で、近藤昭一議員により質問される予定。

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