2足のわらじでガンバ!
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吉川みつこの〝気ままではいられない〟日記
▲トーヨーボールの解体がはじまりました
3月13日(木)、トーヨーボールの解体が始まりました。
昨日、弥富中学校の解体現場をみてきました。注意深く工事は進められているとは思いますが、かなりの粉塵でした。
工事事務所では、持ち合わせている情報を公開しながら、周辺住民への対応がされていました。アスベスト使用調査の結果についても、詳細な資料が事務所に設置されており、周辺市民に丁寧に説明がされているようです。
公共工事であろうが、民間工事であろうが、周辺にもたらす影響は同じです。ならば、同じしくみで周辺に配慮していくのが当然でしょう。トーヨーボール問題に関わり、今後の法や条例整備の必要性を感じました。今後、アスベストが使用された建物の解体事例は増加します。市民活動や議員活動の中で取り組んでいこうと思います。
トーヨーボール解体は、5月頃まで続くと思いますが、しばらくこの現場に目を向けていこうと思います。
▲3月議会、報告いろいろ(みつこの一般質問/斎場建設計画)
夕張市破綻がきっかけとなり、「自治体財政健全化法」が制定されました。
この法律の中で、「議員」・「監査委員」という言葉が何十回とでてきます。つまり、議会の財政状況のチェックの役割が今まで以上に大きくなったということです。
行政と議会がなれ合いにならず、自立した組織として運営されていく必要があります。
私は、斎場問題、個人情報漏れ、入札と随意契約、トーヨーボール解体問題の4項目について質問しました。まずは、斎場に絡んだ質問について。
財政豊かなら、私だって何でも欲しい。でも・・・・・
●斎場建設を急ぐがあまりのフライング
1.額縁道路(斎場敷地を取り囲む道路)に関するフライング
【フライング1】
★2万平米を越す農業振興地域除外は手続きが複雑
→ 市は、道路を造って斎場敷地面積を減らした。この問題は、9月議会でとりあげ済み。
【フライング2】
★道路測量は入札が原則。でも今回は(社)公共嘱託協会へ随意契約
→ 約470万円の道路測量を(社)愛知県公共嘱託土地家屋調査士協会へ随意契約。
・嘱託協会は、登記に係る手続きを請け負う公的組織です。法律からみても登記を伴わない測量業務を委託する組織ではありません。
・土地家屋調査士と測量士への行政から発注で、各地で問題が起きています。
・嘱託協会への委託は、協会と行政との契約であり、個人事業者へ直接依頼するのは問題です。「職員と業者との癒着」を疑われる事態も起こりうるので、依頼のしたかについても改善を求めました。市側は、他地域の状況も調べ検討すると答弁
【フライング3?】
★道路工事の発注で、分割発注
工事予算は、5500万円。標準工事価格が5000万円以上なら、A等級の業者が入札参加となります。工事中で、金額が示されていないが、今回は、二つに分けて5000万円以下にして、B等級業者の入札にしたのではないでしょうか。等級が変わるような分割は、契約の公平性から問題と指摘しました。
【フライング4】
2.個人情報漏れのフライング
この問題は、新聞でも報道されました。
斎場問題について情報公開請求をした方の名前が公表されました。個人情報漏れは、旧町村時代から気になっていたことで、市民の方からよく耳にしていたことです。
今回の事件で、行政は市民からの信頼をなくしました。市民参加を進める市長にとって、重大な事件です。
★職員の体制がまだできていないなら、とりあえずの対策として、請求者名を知らせる職員の範囲を絞るべき。
★事件が起きてしまった後の対応「危機管理」が重要。どうなっているか?
市側の答弁は、議会終了後の全員協議会までに、今後の対策についてお知らせする。
誰にも過ちはあります。そのあと迅速に、よりよい解決がされることが重要です。議員に謝罪したのみで、請求者に対しても何ら措置はとられず、市民の信頼をなくした事に未だに手が打たれていません。行政は市民へもっと目をむけるべきと思いました。
●市長は、なぜセレモニーホール(告別式場)が必要と判断したのか?
お金がいっぱいあれば、何だって買える。でも、みなさんも財布の中身とこれから必要なお金のことを考えて、買い物をされることでしょう。
今の愛西市の財政状況も踏まえ、市長がどうして告別式場が必要と判断したかを聞きました。
【市長の考え】
・最近他市は、併設しているところが多い。
・火葬と葬儀が一緒にできるから便利。
・造って欲しいと何人から聞いている。
・葬式が安くできる。
他の議員の質問に対して答弁も同じでした。
抽象的な答弁で、私は不満足でした。みつこの考えは以下の通りです。・他市で必要だからと言って愛西市に必要とは言えない。
・便利さと安さも理解できるが、他の課題と比べて、多額の税金を投入するに値する課題なのか?
・造って欲しいと何人からか聞いているというが、全市の何人の声か?(無駄という声もたくさんある)★民間より安くできるのはなぜか?
→ 目に見えないところで、税金で補填するから
民間ならば、施設の維持管理費や建設費が利用料に含まれてきます。しかし、行政が運営すると、そういった費用は毎年税金で補填されるということで、他の部分にしわ寄せがくるということ。質問して、「えっ?」と思ったのは、維持管理費や借金返済の財源についてどうするかが、白紙であるということ。企業的運営をしていくと宣言した市長ですが、このような工夫で財源確保をしていきますという展望を示していただきたかった。
愛西市は、他市にも誇れる「行財政集中改革プラン」を策定しました。
しかし、運用の仕方が、どこか変!と感じました。50億円までの大型事業費の枠が設けられていますが、50億円を市長が自由に使って良いというものではなく、節約して有効に使われねばならないのは言うまでもありません。集中改革プランの枠を超えない努力は当然ですが、それに併せて、市民ニーズを踏まえた計画造りが必要です。