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▲アスベスト問題/日本車輌 死者数最多の26人

 トーヨーボールアスベスト問題に関わり、各方面からご意見を頂いております。3月29日、中日新聞に掲載された記事について、以下のご意見をメールで頂きました。

以前、肺がん以外の肺の病気の罹患率を調べたことがあります。豊川市の罹患率が大変高かった記憶があります。ずっとこの豊川市の罹患率は疑問でしたが日本車輌で石綿を扱っていたことで謎が解けました。そのとき調べた資料は、愛知県の健康白書平成十三年~十五年のものでした。

以下が、中日新聞の記事です。リンクが消えるといけないので転載します。

http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2008032902099192.html

日本車両、死者数最多の26人 石綿、鉄道の断熱材に使用

2008年3月29日 朝刊

 厚生労働省の石綿被害に関連した事業所追加発表で、日本車両製造(名古屋市熱田区)が全国最多の26人の死者数を出した。被害の原因は鉄道車両に使われた断熱材だった。

 同社は1957年ごろから74年まで、本社周辺にあった旧名古屋工場と豊川製作所(愛知県豊川市)で、鉄道車両の床下や車体内部の断熱材として石綿を使用。広報担当者によると、密閉した工場内での作業のため外部への飛散はなく、周辺住民から被害報告はない。

 死亡した全員が同社の元男性社員で、年齢は60-80代。石綿を吹き付けた車両の配線作業などを担当していた。うち労災認定を受けた12人は、2002年から07年にかけて亡くなった。

 同社は05年11月から、石綿を吸い込む可能性のある作業をしていた元社員ら約600人に健康調査を実施。約200人が健康診断を受け、50人近くが中皮腫など石綿に起因したとみられる症状があると診断された。

 同社は72年8月に車両製造部門を旧名古屋工場から豊川製作所に移転している。

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