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吉川みつこの〝気ままではいられない〟日記
▲文教福祉委員会の視察2日目、南あわじ市で、いじめ対策の勉強をしてきました
平成27年10月14日 南あわじ市研修~いじめ防止基本方針について
昨年まで現場の先生だった方が、学校教育部局に配属され、仕組み作りの中心を担っていらっしゃいました。実際に人が動いていることが感じられ、よかったです。勉強になりました。担当のみなさまに感謝。
教育委員会教育次長 藤岡さん
学校教育課長 廣地さん
学校教育課長主事 山田さん
以下の通り、内容をまとめてみました。
・大津市のいじめ問題から 法整備をきっかけに、平成26年12月に整備した
・連絡協議会、対応委員会、調査委員会が条例で定められている
・小学校、中学校で10件のいじめ報告があった(大きな問題は起きていない)
■基本方針についての説明を受けました
1.基本理念は
学校内外を問わず起きないように
人権行為である
心身保護
市民みんなで取り組む などを定めている
2.克服するには
教育委員会が警察などと連携して取り組む
3.連携の強化
連絡協議会を設置(関係団体との連携を教育委員会が中心に)
学校内の「いじめ対応チーム」から教育委員会に報告されるしくみを作った
重大問題は教育委員会の「問題対応委員会」で対応(弁護士なども入っている)
4.未然防止のために
特別支援学級の子どもたちをしっかり見ていかねばならない
生活ノートなどの活用(見逃さない)
子どもに「人権」の意識を持たせることが大切
学校で抱え込まない
5.家庭との連携が重要
家庭の要因が影響することが多い
福祉部局との連携を視野に(家庭相談員等)
6.調査
重大事案報告ルートは = 学校 → 教育委員会 → 市長 → 市議会
市長が公平な調査をする「調査委員会」を設置できる(弁護士も含め)
7.自殺が起きた場合の行動について
保護者の気持ちに寄り添った対応をする
■インターネット等でのいじめ対応。現場での対応
・9月に文科省から、いじめ再調査があった
・小学校8 中学校2の報告があった
事例:SNS事案=アカウント なりすましで配信していた。二重のなりすましがあった
→ 警察にも調査を要求したが、調査困難
・LINEよりもFacebookやツイッターの方が危険である
・小学校の頃から続いている人間関係 → 逆転した関係に
・愛知県にも先進事例をもとに、洲本市がはじめた制限ルールをもとに「制限ルール」作成
→ 淡路全体での取り組みになった
→ 平成26年年末に立ち上げた
小学校1年生の保護者にもチラシ配布
ルールを守れているか?のアンケートもしている
・学校ではFLC活動(生徒会が、いじめは絶対許さない)
ステッカー作成、アンケートを生徒自らが考え、実施
とことん生徒でできることは生徒で!の姿勢
「いじめの芽」という言い方=未然防止につながる。いじめの芽をつむ
情報も集まりやすい
■いじめ自殺予防
市教育委員会としてできることは
今できる予防に関する呼びかけをしている
夏休みの最終週や9月最初に起きやすい。
→学校に来ていない子どもについて、地元の民生委員との連携をして、情報収集
■質問しました
・先生の多忙状況の解決も必要だが、対策は?
→勤務適正化協議会を淡路で行っている。
ノー部活デイなどを設けて、教師が余裕をもてるような工夫をしているが、
まだまだの状況で、今後の課題である。(いくつも増える業務)
・ 福祉部には、様々なサービスがあり、家庭の情報もある。連携の工夫は?
→ 福祉部 家庭相談係 に、先生方が直接相談を持ち込むことも持ち込むこともある。
ソーシャルワーカーも共に関わり、福祉部局中心のケース会議からの情報は助かる。
・地域との連携は?
今後の課題
・スクールソーシャルワーカーは設置しているか?
→ 広域の地区教育委員会に1名常勤している
まだ、福祉と教育をつなぐような家庭訪問などには至っておらず、今後の課題
みつこは思いました。
生徒たちが自ら動き出していることは、とてもすばらしいと思いました。
重大課題に対し、教育委員会がどう動くかのしくみもできており、福祉部との連携の重要性を感じながら仕組み作りが着々とされていました。
福祉部との連携については、福祉部がたくさんのデータを持っているので、リーダーシップは福祉部の方がありがたいことなど、様々な意見交換ができてよかったです。
私も今まで、議会で提案をしてきましたが、考え方として間違っていなかったと思うことが出来ました。とりあえず報告まで。
10月14日(水)のつぶやき
文教福祉委員会の二日目の視察先は、南あわじ市です。いじめ問題について学びます。後ほどブログで視察報告を載せます。
南あわじ市でのいじめ問題への取り組みの視察、終わりました。生徒自らが問題に取り組む姿勢は素晴らしい。たくさんの質問をし答えて頂き、感謝!今後の課題は、先生の多忙状況からの脱却と、福祉との連携だと思う。これは、愛西市も同様。
昨晩、委員会視察の夕食の席で、議員の飲酒問題で21日に全員協議会が開催されることが報告されました。
議会として、市民の方が納得できる判断をせねばなりません。私は、そう考えています。