細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

年度初め、日本出張終わり

2014-04-08 10:41:51 | 職場のこと

3/30に日本に到着しての、怒涛の日本出張が終わりました。これで、フランス滞在を始めてから、3回目の日本出張が終わったことになります。

もうすぐパリ行きの飛行機の搭乗開始なので、この記事は短めに終わると思いますが、相変わらず濃厚な出張でした。日本に戻ってくる前は少し不調の状態ではありましたが、完全なトップギアに入り、様々なプロジェクトが大きく前進しました。

今回の日本出張の前に、藤井先生らの「大衆社会の処方箋」、内田樹先生の「下流志向」「修行論」等の本を読了していたこともあり、今回の日本出張でお会いした方々とのコミュニケーションを通して、日本の病の根本的な原因や、それにどう対応していくべきなのか、についてほぼ私の頭の中で整理ができました。

私は土木工学を専門としていますが、私が今現在、つながっている方々とは、専門の垣根を越えて連携していく必要性、重要性を心の底から、腹の底から理解できました。

なぜ、私が鞆の浦に何度も、呼ばれなくても行くのか、鞆中学校の海野校長先生はよく理解できたそうです。羽田さんとも変わらず深い話を共有できて、幸せでした。

そして、いよいよ、私たちの研究室に求められることも、お遊びの段階はとうに過ぎ、本気のチャレンジが(すでに始まってはいますが)本格化します。私も、まずは5年程度、死ぬ気でやろうと思います。

新しい研究室の4年生も昨日決まり、数は多くは無いですが、志に燃えた若者たちが入ってきてくれてうれしいです。一緒に最前線で格闘できるとよいね。

さあ、愛する家族の待つパリへ帰ります。かなり仕事が溜まっていますが、モチベーションも青天井に向上したので、この濃厚な出張の咀嚼も含めて、ゆったりと行きたいと思います。

たくさん、読む本も仕入れたので、しばらくはフランスの生活に浸ります。

次の日本出張は、6月になる見込みですが、オランダでの国際会議が終わった後、6月初旬に日本出張で来日し、徹底的に現場調査を重ねた後、日本からノルウェーでの国際会議に参加して、パリに戻ろうかと思い描いています。

では皆様、次にお会いするのは現場になろうかと思いますが、よろしくお願いいたします。